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令和4年第3回(9月)定例会(第27日目) 名簿
令和4年第3回(9月)定例会(第27日目) 本文

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  1. 二宮町議会 2022-09-27
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    会議録トップ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 令和4年第3回(9月)定例会(第27日目) 本文 2022-09-28 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別ウィンドウ表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択・全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者の表示切り替え 全 262 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言・ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 2 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 3 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 4 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 5 : ◯町長【村田邦子君】 選択 6 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 7 : ◯政策部長【志賀道郎君】 選択 8 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 9 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 10 : ◯4番【野地洋正君】 選択 11 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 12 : ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 選択 13 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 14 : ◯4番【野地洋正君】 選択 15 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 16 : ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 選択 17 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 18 : ◯4番【野地洋正君】 選択 19 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 20 : ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 選択 21 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 22 : ◯3番【松崎 健君】 選択 23 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 24 : ◯健康福祉部長【松本幸生君】 選択 25 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 26 : ◯3番【松崎 健君】 選択 27 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 28 : ◯健康福祉部長【松本幸生君】 選択 29 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 30 : ◯3番【松崎 健君】 選択 31 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 32 : ◯健康福祉部長【松本幸生君】 選択 33 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 34 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 35 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 36 : ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 選択 37 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 38 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 39 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 40 : ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 選択 41 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 42 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 43 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 44 : ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 選択 45 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 46 : ◯13番【一石洋子君】 選択 47 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 48 : ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 選択 49 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 50 : ◯13番【一石洋子君】 選択 51 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 52 : ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 選択 53 : ◯13番【一石洋子君】 選択 54 : ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 選択 55 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 56 : ◯13番【一石洋子君】 選択 57 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 58 : ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 選択 59 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 60 : ◯13番【一石洋子君】 選択 61 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 62 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 63 : ◯13番【一石洋子君】 選択 64 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 65 : ◯3番【松崎 健君】 選択 66 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 67 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 68 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 69 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 70 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 71 : ◯職員【黒石俊彦君】 選択 72 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 73 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 74 : ◯10番・総務建設経済常任委員長【大沼英樹君】 選択 75 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 76 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 77 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 78 : ◯4番【野地洋正君】 選択 79 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 80 : ◯3番【松崎 健君】 選択 81 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 82 : ◯12番【根岸ゆき子君】 選択 83 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 84 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 85 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 86 : ◯2番【羽根かほる君】 選択 87 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 88 : ◯13番【一石洋子君】 選択 89 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 90 : ◯6番【坂本孝也君】 選択 91 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 92 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 93 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 94 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 95 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 96 : ◯職員【黒石俊彦君】 選択 97 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 98 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 99 : ◯10番・総務建設経済常任委員長【大沼英樹君】 選択 100 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 101 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 102 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 103 : ◯4番【野地洋正君】 選択 104 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 105 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 106 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 107 : ◯2番【羽根かほる君】 選択 108 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 109 : ◯13番【一石洋子君】 選択 110 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 111 : ◯12番【根岸ゆき子君】 選択 112 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 113 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 114 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 115 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 116 : ◯職員【黒石俊彦君】 選択 117 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 118 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 119 : ◯12番・教育福祉常任委員長【根岸ゆき子君】 選択 120 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 121 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 122 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 123 : ◯12番・教育福祉常任委員長【根岸ゆき子君】 選択 124 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 125 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 126 : ◯12番・教育福祉常任委員長【根岸ゆき子君】 選択 127 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 128 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 129 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 130 : ◯12番・教育福祉常任委員長【根岸ゆき子君】 選択 131 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 132 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 133 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 134 : ◯13番【一石洋子君】 選択 135 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 136 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 137 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 138 : ◯12番【根岸ゆき子君】 選択 139 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 140 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 141 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 142 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 143 : ◯職員【黒石俊彦君】 選択 144 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 145 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 146 : ◯1番・決算審査特別委員長【二宮節子君】 選択 147 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 148 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 149 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 150 : ◯10番【大沼英樹君】 選択 151 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 152 : ◯2番【羽根かほる君】 選択 153 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 154 : ◯3番【松崎 健君】 選択 155 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 156 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 157 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 158 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 159 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 160 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 161 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 162 : ◯13番【一石洋子君】 選択 163 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 164 : ◯4番【野地洋正君】 選択 165 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 166 : ◯1番【二宮節子君】 選択 167 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 168 : ◯12番【根岸ゆき子君】 選択 169 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 170 : ◯7番【小笠原陶子君】 選択 171 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 172 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 173 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 174 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 175 : ◯7番【小笠原陶子君】 選択 176 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 177 : ◯4番【野地洋正君】 選択 178 : 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228 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 229 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 230 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 231 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 232 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 233 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 234 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 235 : ◯職員【黒石俊彦君】 選択 236 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 237 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 238 : ◯10番・総務建設経済常任委員長【大沼英樹君】 選択 239 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 240 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 241 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 242 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 243 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 244 : ◯職員【黒石俊彦君】 選択 245 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 246 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 247 : ◯12番・教育福祉常任委員長【根岸ゆき子君】 選択 248 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 249 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 250 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 251 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 252 : ◯12番・教育福祉常任委員長【根岸ゆき子君】 選択 253 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 254 : ◯9番【渡辺訓任君】 選択 255 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 256 : ◯12番・教育福祉常任委員長【根岸ゆき子君】 選択 257 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 258 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 259 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 260 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 261 : ◯議長【善波宣雄君】 選択 262 : ◯議長【善波宣雄君】 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 会議の状況                             午後1時00分 開議 ◯議長【善波宣雄君】 皆様、こんにちは。  ただいまの出席議員は13名でございます。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。  ────────────────────────────────────────────  日程第1 議案第49号 令和4年度二宮町一般会計補正予算(第5号) 2: ◯議長【善波宣雄君】 日程第1「令和4年度二宮町一般会計補正予算(第5号)」町長提出議案第49号を議題といたします。 3: ◯議長【善波宣雄君】 提出者から提案理由の説明を求めます。 4: ◯議長【善波宣雄君】 町長。 5: ◯町長【村田邦子君】 皆様、こんにちは。  議案第49号の提案理由を説明いたします。  「令和4年度二宮町一般会計補正予算(第5号)」ですが、第1条において、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億3,440万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ95億9,854万1,000円とするものです。  内容につきましては、政策部長より説明いたしますので、ご審議の上、議決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 6: ◯議長【善波宣雄君】 政策部長。 7: ◯政策部長【志賀道郎君】 ただいま町長より提案いたしました議案第49号についてご説明申し上げます。  事項別明細の説明をさせていただきます。6ページ、7ページをお願いいたします。  歳入です。国庫支出金の国庫負担金です。衛生費国庫負担金、保健衛生費負担金の新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金は、歳出の新型コロナウイルスワクチン接種事業に対する負担金で、補助率は10分の10です。  国庫補助金です。衛生費国庫補助金、保健衛生費補助金の新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業補助金は、歳出の新型コロナウイルスワクチン接種事業に対する補助金で、補助率は10分の10です。  次に歳出です。8ページ、9ページをお願いいたします。  衛生費の保健衛生費です。予防費、新型コロナウイルスワクチン接種事業の各科目の増額は、オミクロン株に対応した2価ワクチンの接種の開始に伴う接種対象者の拡大と、5歳から11歳の3回目の追加接種を実施するに当たり、接種期間を令和5年3月まで延長して実施するためのものです。
     10ページ、11ページをお願いいたします。  給与費明細書です。1、一般職の(1)総括です。  比較欄をご覧ください。  給与費は、職員手当が89万5,000円の増となり、合計も同額となります。職員手当の内訳は下の表のとおりです。  ア、会計年度任用職員以外の職員及び、イ、会計年度任用職員は、(1)総括の内訳となります。  (2)給料及び職員手当の増減額の明細をご覧ください。  職員手当の89万5,000円の増額理由は、新型コロナウイルスワクチン接種事業に対応するための職員の時間外手当です。  以上で説明を終わります。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 8: ◯議長【善波宣雄君】 これより質疑に入ります。  結構です。 9: ◯議長【善波宣雄君】 野地議員。 10: ◯4番【野地洋正君】 9ページの支出にありますワクチン事業は分かるんですが、実際にはどういう方を対象に、どういうふうに進められるのかをちょっと説明いただきたいです。 11: ◯議長【善波宣雄君】 子育て・健康課長。 12: ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 今回の補正の対象なんですが、こちらのほうは、オミクロン株対応ワクチンの接種対象が、今4回目を打っているんですけど、そちらのほうが60歳以上対象なんですけど、こちらのほう12歳以上の方が対象となりましたので、その対象者の拡大に伴いまして金額の補正をさせていただきまして、接種については10月から行っていく予定となっております。以上です。 13: ◯議長【善波宣雄君】 野地議員。 14: ◯4番【野地洋正君】 今回のワクチンは従来型とは違うので、オミクロン株対応型の新しいワクチンを10月からラディアンで接種開始するという予算だと思いますが、12歳以上の……。もうちょっと細かく聞くね。12歳以上に対象する新ワクチンは、1回目、2回目を済んだ人のみ対象になるのかな。  では、5歳から11歳のお子様に対するこのワクチンも同様、2回打った人、3回目からの人に打つんだよといういろいろ情報があるんですが、その辺、もう少し町民の方に伝わるようにお聞かせ願えますか。 15: ◯議長【善波宣雄君】 子育て・健康課長。 16: ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 すみません、説明が足らなかったですね。  今回、オミクロン型のワクチンについては、12歳以上の方が全て対象になります。オミクロン型のワクチンについては12歳以上の方で、初回接種ですので、1回目、2回目の接種が完了された方が対象ということになります。  また、5歳から11歳の3回目のワクチンについても認可が下りましたので、5歳から11歳の方で、初回接種ですので、1回目、2回目の接種が完了された方について、3回目の今度接種という形で、こちらのほうの補正とさせていただいております。  それと、あと、5から11歳のほうにつきましては、また従来型、以前と、1回目、2回目と同じワクチンという形になります。以上です。 17: ◯議長【善波宣雄君】 野地議員。 18: ◯4番【野地洋正君】 確認も併せて、ちょっと復唱させてください。  今回のワクチン接種は、2つあります。1つは、1回目、2回目を接種済みの方で12歳以上、65歳も70歳も80歳も含めて、オミクロン株対応を10月から接種できますよと。  2つ目、5歳から11歳を対象に、従来型のワクチンの3回目接種を開始しますよということで、1と2は、違うワクチンを同じ日に、同じ場所で打つことを始めます。予約は、従来どおりコールセンターで行いますかな、3回目なので。もう一つ、という質問と、もう一つ質問。  では、12歳以上で、1回目も2回目も受けていない方は、今回は受けられません。ということは、その人たちはどうすれば、1回目打ちたいわという方はどうすればいいんでしょうか。以上です。 19: ◯議長【善波宣雄君】 子育て・健康課長。 20: ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 初め、オミクロン対応型のワクチンと小児の3回目ですね、同じ日、同じ場所という形なんですけど、こちらのほうは、当然、誤接種等を避けるために、同じ場所であっても時間帯を分けたりとか、いろいろ調整のほうはさせていただく予定です。  1回目、2回目受けられていない方、今現在もコールセンターのほうで1回目、2回目の希望される方の希望を取っております。ただ、町のほうにも従来型のワクチンがありますので、そちらのほうは、また集団接種会場でできるような形で調整はさせていただきたいと思います。  ただ、ワクチン自体が1瓶で6名分取れるので、当然、お一人だけすぐに受けたいと言われても、なかなかその分、調整をしなければいけない部分があるので、若干お時間をいただくような形になると思います。  どうしても早く打ちたいという場合は、コールセンターのほうでもご紹介させていただいているんですけど、神奈川県が行っている大規模接種会場、海老名にございますので、そちらのほうでも引き続き1回目、2回目の接種を受けておりますので、そちらのほうも紹介をさせていただいております。以上です。 21: ◯議長【善波宣雄君】 松崎議員。 22: ◯3番【松崎 健君】 それでは、質問させてください。  これ、できれば町長にお答えいただきたいんですけれども、ワクチン開発、通常ですとね、医薬品の開発というのは10年の歳月をかけて、じっくりと有効性、安全性を検証するといった中で、今回の新型コロナワクチンというのは信じられないようなスピードで、私も製薬メーカーに20年ほどいたんですけれども、信じられないようなスピードで開発が進められたといった中でですね、このワクチンを国民に打ってもらうに当たって、国は勧奨という言葉、要するに分かりやすく言えば、打ちなさいじゃなくて、打ったほうがいいよというその優しい表現でワクチン接種を勧めていたと思います。  その後、2年ほどたちまして、様々なデータが蓄積があるんですけれども、そういったデータを見て、現時点、国は引き続き、今でも勧奨という表現を使っているのか、それとも、その2年間のデータを踏まえて、データの蓄積を踏まえて、今どういった立場で国民にワクチンの接種を勧めているのかというのを、従来のワクチンとオミクロン対応、オミクロン対応というのは多少中身が違ってくると思うんですけれども、それぞれどういった姿勢で、国は国民に接種を勧めているのかということを教えていただきたいのと。  あと、二宮町として、これは必ずしも国の方針を100%うのみにする必要もないと思います。二宮町としては、町民の皆さんにワクチン接種するに当たって、従来型のワクチン、それとオミクロン対応のワクチン、それぞれどういった形で、町長は町民の皆さんに勧めていくのかというのをちょっと教えてください。 23: ◯議長【善波宣雄君】 健康福祉部長。 24: ◯健康福祉部長【松本幸生君】 まず、医薬品の開発には時間がかかるという中で国の勧奨ということなんですが、今回についても国は勧奨というような形で、これは予防接種法、法律に基づいて市町村は勧奨をするということになっています。  ですので、町としてどういった対応かというところにつきましても、法律に基づいて町は勧奨していく。ただし、いろいろな副反応とか、そういった情報提供はしっかりして、きちんと判断をして接種していただけるようにということは、今までと同じ考え方で進めていこうと考えております。以上です。 25: ◯議長【善波宣雄君】 松崎議員。 26: ◯3番【松崎 健君】 ちょっと私が勉強不足かもしれませんけれども、勧奨ということは、やっぱり本来は法律に基づいて決めることじゃなくて、医学的なデータに基づいて安全性、それと有効性をきちんとしたデータに基づいて、副反応も含めて検討した結果、出てくる言葉だと思うんですけれども、法律が決める言葉じゃなくて、その点いかがなんですか。その2年間蓄積のデータを参考にしないで、法律に基づいて勧奨というのは非常に、それを聞いたら、これから打つか打つまいかと迷っている人は、さらに迷ってしまうと思うんですけれども。 27: ◯議長【善波宣雄君】 健康福祉部長。 28: ◯健康福祉部長【松本幸生君】 2年間のデータとか蓄積した上で、国が認可をしたワクチンであります。それを町としては法律で勧奨をする義務がある町としては、町民の皆さんに勧奨をしていくという考え方はそのとおりですので、特に町が、国が認可したワクチンに対して、町独自の見解を持ってこのワクチンは不適切だとか、どうというような判断はする考えはございません。以上です。 29: ◯議長【善波宣雄君】 松崎議員。 30: ◯3番【松崎 健君】 国が勧奨という方針を決めたので、それに従ってということでしたけれども、町独自の判断をするつもりがないって今おっしゃっていましたっけ。つもりはないということは、町独自のこの町特有の状況とか、この町の判断で国の方針を多少なりとも、国が勧奨と言っているけれども、二宮町はプラスアルファ、もうちょっと慎重になったほうがいいよとかということを言う余地というのは、法的にはあるんですか。 31: ◯議長【善波宣雄君】 健康福祉部長。 32: ◯健康福祉部長【松本幸生君】 法的にということですと、町は勧奨ということなので、勧奨のやり方をどうするかというのは町に委ねられていると思います。ただ、勧奨しないとか、そういったことは、やはり法的には、町としてはできないというふうに捉えています。以上です。 33: ◯議長【善波宣雄君】 渡辺議員。 34: ◯9番【渡辺訓任君】 2つ、ちょっとお伺いします。  1つは、この間ずっと、この接種事業を委託していると思うんですけど、委託先に関しては継続して同じところをやられるのか、それから、あと、今回の予算で何回ぐらいの会場設定だとか、その辺を含んでいるのか、お聞かせ願いたい。これが1点目です。  それから、2点目は、もう既に4回目の接種も終わられている方とかいらっしゃいますよね。それで、今打っているやつはオミクロン対応ではないのかなと思うんですけど、これから今度、従来のワクチン4回打っても、それはもうあんまり意味がなくなるということなのかね、その辺のまた、オミクロン対応の2価ワクチンはまたゼロから、1からカウントし始めるのか、その辺の考え方もちょっと分かりにくいので、教えてください。お願いします。 35: ◯議長【善波宣雄君】 子育て・健康課長。 36: ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 集団接種の委託先については、今までお願いしていた医療法人のほうにそのまま委託していきたいと思っております。また、今回の補正で、集団接種については大体27回予定をしております。  それと、2つ目のご質問で、4回目接種を終えられている方は今後、接種間隔、今5か月というふうに国のほうから言われておりますので、それをめどにまた接種券のほうを配送させていただきまして、5回目の接種という形で準備のほうを進めてまいりたいと思います。以上です。 37: ◯議長【善波宣雄君】 渡辺議員。 38: ◯9番【渡辺訓任君】 あくまでも、じゃ、5回目ということでカウントするという。  これ、いろんなパターンの方がもう混在してきますよね。従来型を3回やって2価ワクチンとか、4回やって2価ワクチンとか、それから年齢の低い方は、要するに従来型のみとかね、その辺の現状について把握をどういうふうにされるのか、整理というか、把握というかね。それがないと、また後々、副反応のことも気になるし、それから疫学的にどういうふうにデータが生かされるのか、そこもちょっと分からないので、どういうふうに判断をされるのか、それを1つ教えてください。  それから、あと、委託先については同じ法人さん、事業者さんに委託を続けられるということですが、これ、27回というのは、結局、最大何人ぐらいのキャパシティーを想定しているのかなというのをちょっとざっくりで、そんなミリミリでなくてもいいので、教えてください。 39: ◯議長【善波宣雄君】 子育て・健康課長。 40: ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 1つ目の関係なんですけど、いろいろ3回目、4回目、5回目と混在するというお話だったんですが、こちらのほうは10月以降の接種ですね、こちらのほうについては今ある従来型のワクチンをオミクロン型対応ワクチンのほうに切り替えるという形で、1回目、2回目接種完了された方の次の接種については、全て2価ワクチンという形で切替えさせていただく予定です。  次の27回の接種なんですけど、大体1万2,000接種ぐらいを今想定しております。以上です。 41: ◯議長【善波宣雄君】 渡辺議員。 42: ◯9番【渡辺訓任君】 まず、もう一つちょっと伺いたかったのは、これから10月から始まるやつは2価ワクチンに切り替わるということで、それでも、もう4回目終わった方とかいっぱい、いろんな種類の方がいらっしゃるから、その辺の把握は……。そうか、全部、あれ、接種したときに確認しているから、後から追跡することは全然問題ないということでしょうか。それが1点目。  それから2点目は、合計1万2,000人ということになると、12歳以上としても、5歳以上だったら2万5,000人ぐらいいるのかな、に対して、そんなに普及率って高くないですけど、もともとそのぐらいの目標なのか、それとも、これをやることでかなり現状から伸びるのかね、その辺の点も考え方をちょっとお聞かせください。お願いします。 43: ◯議長【善波宣雄君】 子育て・健康課長。 44: ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 その方が何回目打ったかというのは、既にVRSのほうで登録しておりますので、そちらのほうを見れば把握のほうはできます。  2万5,000という形の目標なんですけど、9月25日現在で、今、これは神奈川県のほうから接種率のほうが出ているんですけど、1回目、2回目の接種を完了された12歳以上の方が大体2万3,000人ぐらいですね。  それと、あと、こちらのほうはちょっと5歳、11歳の人数は入っていないんですけど、5歳、11歳の人数と、また新たに転入者等いろいろ含めると、大体このぐらいの、2万5,000ぐらいの数字になるのではないかと。  それと、先ほど申し上げた1万2,000という数字は、集団接種のあれで、大体半分、半分ぐらいで個別と集団という形で見て、大体2万5,000という形で想定しております。 45: ◯議長【善波宣雄君】 一石議員。 46: ◯13番【一石洋子君】 新型コロナウイルスワクチン事業について伺います。  接種と補償というのはセットでありまして、町はその副反応が起こされた方の救済支援をされていると思いますが、その状況はいかがでしょうか。 47: ◯議長【善波宣雄君】 子育て・健康課長。 48: ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 当然、副反応、副反応被害があった場合には、町のほうに相談が来まして、そちらのほうで相談等をさせていただいておりますが、こちらのほう、現在今、令和4年になって、1名の方に補償が下りているような状況となっております。以上です。 49: ◯議長【善波宣雄君】 一石議員。 50: ◯13番【一石洋子君】 救済の支援を行った人数は、今まで何人だったんでしょうか。1名だけ補償が決まったんですね、そのうちの。それでよろしいですか。 51: ◯議長【善波宣雄君】 子育て・健康課長。 52: ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 1名だけです。 53: ◯13番【一石洋子君】 今までは何人で。 54: ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 1名だけですね、今までもこの方1人だけです、今補償しているのは。 55: ◯議長【善波宣雄君】 一石議員。 56: ◯13番【一石洋子君】 そうしましたら、相談はいかがでしょうか。PMDAの手続に関わらない相談の件数です。副反応の相談の件数についてはいかがでしょうか。 57: ◯議長【善波宣雄君】 子育て・健康課長。 58: ◯子育て・健康課長【倉重成歩君】 相談の件数はやはり数件、五、六件ぐらいは来ているんですけど、最終的な申請まで行かないような形となっています。以上です。 59: ◯議長【善波宣雄君】 もう3回。 60: ◯13番【一石洋子君】 あっ、終わりました。 61: ◯議長【善波宣雄君】 はい。  これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。 62: ◯議長【善波宣雄君】 一石議員。 63: ◯13番【一石洋子君】 私は、本補正予算に賛成の立場で討論いたします。  莫大な費用をかけて、コロナワクチン接種事業を行ってまいりました。国の判断は任意接種でありまして、接種を望む住民のために、国費による接種事業を継続することは妥当と判断いたします。  厚労省は、接種後の副反応被害について、9月26日現在で2名の死者について賠償を決定しております。全体では千数百名の死者が出ていることはご存じだと思います。65件を健康被害と認定、40歳代が16件、20歳代、30歳代、50代が12件、70代が4件、60代4件、10代は2件の医療費医療手当が認定となっています。  岡山県は、医療機関が国へ報告した件数が9月20日現在で425件、重篤例は134件、死亡例は27件であると公表しました。平塚市の本年6月議会の質問では、接種後の副反応件数は90件、死者が2件で、市側の答弁がありました。市民に公開すべきと要望が出されました。  全国の自治体でこのような情報公開がされるところ、また要望が出てきております。  二宮町は、子宮頸がんワクチン副反応に係るアンケート等で、先進的な施策をしてきておりまして、ホームページも近隣自治体に比べると、リスクコミュニケーションに少々配慮のある記載がありますが、情報公開についてはまだです。  接種勧奨の立場が明確にされているというようなことでしたが、副反応の事実の公開は必要な情報提供と思います。接種と補償、リスクコミュニケーションはセットであります。これを条件に賛成いたします。 64: ◯議長【善波宣雄君】 松崎議員。 65: ◯3番【松崎 健君】 私は、賛成の立場で討論させていただきます。
     ただし、国の方針、勧奨を、それをうのみにして二宮町の勧奨だという、そういった姿勢は非常によろしくないのではないかということを申し添えたいと思います。  過去の薬害を振り返ってみますと、国の医療行政というのはもう明らかにおかしなことをやっていることがあって、それはもう周知のことだと思います。  記憶に新しい薬害エイズ1つ取ってみても、相当長い期間、外国では既に禁止されている非加熱製剤を使っていたというこの事実を考えると、やはり国が言ったことをうのみにするだけじゃなくて、町は町で町民の健康を考えながら、本当にこれが、この国の勧奨という方針が妥当なのかということをきちんとウオッチして、本当に町でも大きな問題がないと判断の上で、町民に対してワクチン接種を勧めると、そういった姿勢がちょっと見えなかったので、今後、ぜひそういったことにも配慮をしながらワクチン接種を進めていっていただきたいというふうに思います。以上です。 66: ◯議長【善波宣雄君】 これをもって討論を終結いたします。  これより町長提出議案第49号を採決いたします。本案を原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) 67: ◯議長【善波宣雄君】 起立全員であります。よって、町長提出議案第49号は原案のとおり可決されました。  説明者の退席をしますので、暫時休憩いたします。説明者の退席です。                                   午後1時27分 休憩  ────────────────────────────────────────────                                   午後1時29分 再開 68: ◯議長【善波宣雄君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  ────────────────────────────────────────────  日程第2 令和4年陳情第8号 田代公園内の富士見が丘公会堂建設に関する陳情審査について 69: ◯議長【善波宣雄君】 日程第2「田代公園内の富士見が丘公会堂建設に関する陳情審査について」令和4年陳情第8号を議題といたします。 70: ◯議長【善波宣雄君】 職員をして朗読させます。 71: ◯職員【黒石俊彦君】 (朗  読) 72: ◯議長【善波宣雄君】 委員長の報告を求めます。 73: ◯議長【善波宣雄君】 大沼議員。 74: ◯10番・総務建設経済常任委員長【大沼英樹君】 総務建設経済常任委員会の委員長報告を申し上げます。  令和4年9月5日、議事堂において、委員全員、議長、政策部長、施設再編課長、施設再編推進班長、財務課長、都市部長、都市整備課長及び傍聴議員出席の下、9月2日付の本会議で付託されました令和4年陳情第8号「田代公園内の富士見が丘公会堂建設に関する陳情」を審査した結果、賛成少数により不採択と決しました。  概要は以下のとおりです。  陳情者から補足説明はなく、直ちに委員7名の質疑、意見交換はなく、反対2名、賛成2名の討論がありました。  陳情者に対する質疑は、以下のとおりです。  委員「二丁目も含めて、全体で関連した合意形成をつくるのが道筋だと考えているか。建設の再検討を求めた場合、どういうふうに合意をつくるイメージを持っているか。」  陳情者「町に要望書を出したが、ほぼゼロ回答で、計画どおりに進めると回答された。生活の中になじんでいた公園なので、地域住民の方々がどんなふうに考えているかが重要だと思う。公会堂という存在の町の説明が足りず、つかめていない。説明会で住民の意見を吸い上げ、再検討をしていただきたい。100名が反対署名をしており、住民の声も求めたい。」  委員「村田町長は誰一人取り残さないということをうたっており、取り残されてしまったようだが、町からフォローする動きはあったか。」  陳情者「施設再編課から再度説明があったが、原案と変わらない内容だった。」  委員「富士見が丘全体で1,900人近くの方が望んでいるか意思表示していないと思うが、現在二丁目の方は、一丁目、三丁目の小さなところを間借りして会合しているが、県施設には入れない。私は望んでいる方が多いと理解するが、どのように思われるか。進めていく中で意見を出しながら進めていくという妥協点は見いだせないのかという考えもあるが、その点についてはいかがか。」  陳情者「今後は廃止という言葉は使っていないが、これからは地域集会所としてという文言が何度も出てくる。公園は重要な存在なので、公園を潰してしまうということには反対したい。公園の機能を保ちつつ、施設を造る妥協案は可能だと思う。公園機能をなさない広場は避けていただきたい。ほかのところにしてほしいと思いもあるが、現状は、既存の施設を利用して、我慢していただけないかと考える。」  委員「説明がなかったということは、本当に謝るべき内容である。資料には、公園の存続について記されていない。土砂災害を招くと記載があるが、おそれの要因は何か。割り切れない気持ちを解決するために、今後、行政がアンケートなどを行ったら、結果に従えるか。」  陳情者「公園についての認識がなかった。土砂災害の危険性は直感だが、専門家の意見も聞いてみたい。樹木の根が土を支持し、災害軽減の機能もある。各自治会からアンケートなどを取り、集会などで考えてもらいたい。無視され、我慢すればよいと言われたような気持ちである。」  委員「話合いの場に行政が入るには着地点が必要だが、妥協点に向かって話し合う用意はあるか。」  陳情者「それは持っている。」  委員「造成工事の必要ないほかの場所なら、多額の予算を使わず、よい施設が設置可能であるとのことだが、田代公園とすると言われたときはどう感じられたか。」  陳情者「ほかに用地を買って建てる案と新幹線横の第1遊園地、田代公園の3つの中で、二丁目の方々の要望が多かったので田代公園に決めたと回答された。昨年度から耳にしていたので、そうなってしまうのかと思った。」  委員「二丁目の集会施設は耐震不足が判明し、即時使用停止となり、地域の活動ができない状況が続いている。二丁目の方々の気持ちはどのように感じているか。樹木が老朽し、更新をし、急に木が倒れないよう人為的伐採をして管理をしていく必要があるが、いかがか。土砂崩れの危険性は、単位面積当たりの土砂の荷重が多ければ危険性は高くなると考えるが、土砂が減った場合の安全性をどのように考えているか。」  陳情者「困っていると理解するが、二丁目の方々の気持ちを推しはかるのは難しい。第1遊園地でもよいでのではないかとの意見も聞いているので、二丁目の方から意見を聞きたい。コミュニケーションを取らずに仲よくやっていけないと感じている。切っては駄目だと考えてはおらず、定期的な伐採など人の手を入れていくことは絶対必要だと思う。木の働きも含め、植生を生かした土砂災害防止もあると聞いており、安全性が高まると思わない。計画段階で一丁目も含めた説明があればよかったと町は謝罪しており、説明会を開いていただきたい。」  執行者側への参考質疑は、以下のとおりです。  委員「工事の説明は何回行ったか。土砂災害の安全性について説明を求める。駐車スペースは何台か。ラディアンと今回建てるものとの違いについて説明を求む。工事の際に車の出入りがあるが、特に気をつけて周辺を回ったという事実はあるか。」  執行者「二丁目の世帯数は富士見が丘の中で一番多く、現在困っていることもあり、スピード感を持って進めてきた。民有地を買い上げることも検討したが、ほかの場所では不都合もあり、二丁目の方の要望も含めた田代公園に決定した。移動町長室の中で話があり、町長が答えたと聞いており、説明は5月下旬に計4回行ったが、配慮が足りなかった。土砂災害は土の荷重が高く、角度が立つほど崩れやすい。土を削り軽くすればリスクは軽減する。緩斜面なら植生で防ぐ方法もある。地盤は安定しており、コンクリート擁壁を造ることで安全性が高まるのは、土木の一般論である。2メートル切り下げる手法は、安全性を高めることで間違いない。車の出入りは5台を想定している。公会堂は、地域の方々が防災活動を行う際の拠点として機能を有した施設となる。まだ契約をしておらず、決定したものではないため工事説明は行っていないが、近隣の方に説明するのは開発工事には当然であり、町条例で定めている。検討段階から、境である方に説明や配慮が不足したことは反省する。」  委員「移動町長室で町長が説明会を開くと約束されたのは間違いないか。現状とともに富士見が丘二丁目の皆さんはどういう対応をされているのか。年度内のスケジュールはどのようか。」  執行者「町長より説明会は予定していないが、富士見が丘二丁目地区から要望があれば開催する。地区外からの参加も検討し、できる限り自然環境を保全し、のり面下の住宅の安全性、安全面にも配慮した整備を行うと答えている。現状、積算や仕様を作り、工事の準備は万全に進めているが、入札しておらず、契約には至っていない。一刻も早く造ってほしいという要望を受けているが、協議する余地は残されている。現状、太鼓の練習は町民センターを利用し、その他は、主に三丁目の防災コミュニティセンターを利用していただいている。二丁目は、富士見が丘の中でも唯一盆踊りを行うなど地域活動は盛んな地域であり、50人以上が一遍に集まれないために、地域活動が危機的状況にあり、いち早く建設をお願いしたいと要望がされており、デザインビルドと呼ばれるスピード感のある手法を考えている。11月に契約して、令和5年度末に完了できるだろうぐらいのレベルである。」  委員「令和4年度3月の施政方針では、町長は誰一人取り残さないと言っており、指導に誤りはないか。予算可決の際には理解を得ていると答弁があったと思うが、答弁に誤りがないか確認したい。」  執行者「一部配慮が足りなかったと表現しているが、施政方針の言葉に従って、日々業務を進めており、決して取り残すつもりではない。」  委員「集会施設の管理運営は地区長がすると思うので、整備後、公園としての機能がなくなる危険性を感じた。どのように考えているか。提案があった第1遊園地の可能性はあるか。再検討をした場合、5年度末の完成予定はどのようになるか。陳情採択は法的義務がない。陳情が採択されても、計画や予算を取っているので、配慮しながら進める考えはあるか。再検討した場合には、富士見が丘二丁目から陳情が出ることも危惧されるが、二丁目の方をどのように考えているか。」  執行者「広場の部分は町で管理し、集会所は地域と一緒に管理していくようになると思うが、完全に分けるつもりでいる。田代公園に対する思い入れを聞き、現在の機能を確保し、公園のまま残して植栽等を維持していければと内部で調整している。第1遊園地の前面道路は車の通り抜けができず、交通に不便がある。道路と公園地盤に高低差があり、造成が必要であることと、バリアフリーにしようと考えたら、周りの住宅地より1メートルか2メートル下げなければならず、地域集会所だけ下がるようになる。周りと高さをそろえたら階段が生じてしまい、立地には難がある。また、三方を住宅に囲まれる状況で、より運用に対してデリケートになる可能性が高いと考えられる。北側にはJR東海道新幹線が近接しているため、クレーンの使用や造成時に建設協議が生じ、時間がかかり高額になる可能性があるので、第1遊園地は難しいのではないかという結論に至った。再検討した場合は、令和5年度中に完了することが難しくなる可能性が高まり、令和6年度か、それ以上時間がかかる可能性も考えられる。陳情が採択された場合、法的拘束力はないが、議会の意思を重く受け止め、そのまま進めることはできないと考える。富士見が丘二丁目の方々のほうを向いて計画を進めてきたので、再検討の陳情を議会が認めるのであれば、やっていかなければならないと考える。」  委員「ミスというか、気配りが足りなかったということをいつ頃気づいたのか。その時点で何らかの方法が取れれば、こじれなかったと思う。合意するよう努力するのは行政の役目だと思うが、いかがか。」  執行者「契約スケジュールの検討を始めた4月の当初に気づいた。4月の地区長会で地区長さんに話をさせていただき、ぜひやるべきだと話をいただき、現在に至る。説明会をやらずに進めるとは申し上げていない。建設に当たって、前向きに調整しながらやっていきたい。」  委員「町の計画は合致しているか。予算を組み立てるときに地域の不満を伺っていない中で要望が出ると、予算に不足を生じるかと思うが、いかがか。陳情が採択されなかったとしても、経緯に不足があったことを町は認めているのだから、不満の声に真摯に向き合って話を聞いていけるのかを伺う。」  執行者「公共施設の再配置計画を見直し、総合計画をつくり直している。上位の計画ができた時点で必要な見直しを行う。仕様の変更等になる場合、予算の範囲内でプロポーザルの工夫により、建物についてできる限り対策を取りたいと考えている。外構が含まれていない部分があるので、改めて来年度追加する必要があるかと思う。採択されなかったとしても十分協議し、できる限り要望を加味した工事、設計となるよう検討したい。」  討論は、以下のとおりです。  委員「不採択の立場で討論する。反省をきちんと口にし、今後の方向性を示したことに、陳情は大きな意義があったと感じている。富士見が丘の方々から、早期の地域集会施設整備が大きな要望として出されているが、工期は予定より遅れている。採択となった場合は年度を越えると話をされており、富士見が丘二丁目の方は非常に困る現実になろうかと思う。行政がスピード感を持ちながら進めていく中で、これから進める協議の中に近隣住民も含めご理解いただけるよう進めていきますと答えているので、それを条件に不採択とさせていただき、早期再建を願う。」  委員「不採択の立場で討論する。担当課が配慮不足を認めているとおり、行政の責任はある。今後は手順等のマニュアル作成を望む。その上で、高齢化に伴う通いの場や地区防災拠点など地域集会施設は、地区に1つ必要である。陳情者の心情に寄り添える結果を出すことを条件に付し、不採択とする。」  委員「採択の立場で討論する。陳情は再検討を求めている。富士見が丘老人憩の家が、耐震診断の結果、使用できない状態である。再検討の結果、速やかに整備されることを望む。町長は施政方針で、誰一人取り残さないという言葉を発しており、陳情者を取り残すことは許されない。周辺住民に情報提供や意見要望聴取を怠ったことは町側のミスであり、陳情までの間に納得いただく努力をすべきだった。令和4年3月に予算が可決しているが、地域住民の理解は得られていると答弁があった。富士見が丘一丁目と二丁目の対立は不幸であり、しっかり対応していただきたい。誰一人取り残さないという言葉を軽々しく使うべきではない。」  委員「採択の立場で討論する。近隣地区の住民の合意を得て進めたと言い難い点から遡ることは妥当だと思う。地域住民が町と話し合って、早急に合意を形成していただきたい。」  採決の結果は3対3の可否同数であり、二宮町委員会条例15条の規定により、本案を委員長裁決といたしました。  私、委員長の判断としては、陳情審査の質疑内で執行者側より、採択の可否にはかかわらず今後も協議を進めていく旨、話があり、公園機能も残すと答弁もありました。富士見が丘二丁目の方々は突如使用禁止の判断が出され、集会施設が使えずに多大な苦労を伴っております。陳情者の方々には大きな不安とご苦労をおかけしましたが、今後は町行政責任の下、地域の方々と陳情者を交え、陳情の可否にかかわらず、和合ある集会施設計画が進む希望と確認ができましたので、陳情については不採択とさせていただきます。  よって、陳情第8号は不採択と決しました。よろしくご審議いただきますようよろしくお願い申し上げます。 75: ◯議長【善波宣雄君】 これより、ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。                   (「なし」との声あり) 76: ◯議長【善波宣雄君】 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  ちょっと待ってね。 77: ◯議長【善波宣雄君】 野地議員。 78: ◯4番【野地洋正君】 陳情第8号に不採択の立場で討論いたします。  この陳情により、執行者はきちんと反省を述べ、今後の進め方においては、周辺住民も含め、情報を共有し、丁寧に進めていくと約束いたしました。そういう意味では、委員会審査でも申し上げたように、今回の陳情は大いに意義のあるものであったと思います。  が、しかし、これ以上、整備の遅れがあってはならないと考えます。不採択とする理由は、以下5点です。  1、二丁目の住民は、一丁目、三丁目の地域集会所を間借りしており、不便を強いられている状態が続いていること。  2、富士見が丘の多くの方が公会堂の早期建設を望んでいること。  3、一日も早く健全な地域活動に戻っていただけるよう願っていること。  4、陳情審査を進める中で、お互いの合意は得られると判断したこと。  5、最後に、これが最大の理由となりますが、住民同士のあつれきが生まれるようなきっかけを議会がつくってしまうということは、断じてあってはならないと考える点。  以上です。皆様のご賛同、よろしくお願いいたします。 79: ◯議長【善波宣雄君】 松崎議員。 80: ◯3番【松崎 健君】 それでは、私は採択の立場で討論させていただきます。  富士見が丘公会堂建設をめぐり、そして本陳情をめぐり、富士見が丘に対立構造が生じてしまったのは不幸なことだと思います。  陳情提出から今日に至るまで、陳情提出者側及び公会堂建設計画をそのまま実行してほしいとする側双方から、それぞれの立場に理解を求める連絡が当方に届いています。特に計画実行を望む側からは、陳情に賛成したら多くの富士見が丘住民を敵に回すことになるといった、選挙前の議員にとっては痛いところを突かれる訴えにも接しています。  本来は、富士見が丘の問題は富士見が丘の皆さんが解決するのが原則だと考えますが、結果的に陳情という形で議会に判断が委ねられることになってしまったことは、不幸な結果と言わざるを得ません。  陳情提出に至る前に、行政は陳情者とどこまで話合いの場を持ってきたか。その結果、陳情者に納得いただくことができず、本陳情の提出に至ってしまったのは何ゆえか。委員会審査では町長が不在であったため、十分な審査ができませんでした。町長不在の審査における議論を通して、町長は理解が深まったとしています。富士見が丘に対立構造を生じさせた責任は行政、すなわち村田町長にあります。理解が深まったなどと言っている場合ではなく、猛省を促します。  実は、10年ほど前に同様の事案が百合が丘で起こっています。百合が丘1丁目の公会堂の移転をめぐり、百合が丘1丁目の公会堂の移転なので、1丁目で話し合った結果、1丁目の公園の一角を移転先としたというふうに聞いております。  ところが、この場所は中里に隣接していて、目の前に公会堂を突然建設されることになった中里の住民にとっては寝耳に水、その後、公会堂使用者の騒音、騒音といいますのは具体的には、公会堂から集会から出てきた人たちが、目の前の道路で長時間にわたって話すといったことがございまして、そういったことをめぐりクレームが出され、結果、公会堂使用者は公会堂の外での会話を慎むと不自由な制限下での運用を強いられ、今日に至っています。  さらに、クレームを訴えた住民は、その後、その場から越しています。公会堂建設が直接的原因なのか、今となっては確認のしようがありませんが、仮にそうだとしたら、重大な禍根を残したことになります。そして、その原因は、配慮を怠った行政にあります。  当該陳情の内容を知り、私は10年前のこの事案を思い出し、なぜ行政は学習しないのかというのが私の感想です。なぜ同じことを繰り返すのか、行政に猛省を促すためにも、この陳情は採択とする必要があると判断します。  9月5日の委員会での質疑を通して、仮に陳情が不採択となっても、陳情者への配慮は怠らない旨の答弁がありました。また、一般論として、陳情が採択されても、行政は従う義務はありません。そうすると、採択、不採択という結果にどれだけの意味があるのか疑問ですが、最も大切なことは、手続を怠った行政に猛省を促すことではないでしょうか。  10年ほど前に百合が丘に起こった同様の事案で学習することなく、理解が深まったなどと言っている町長に猛省を促すためにも、本陳情を採択する必要があります。  本陳情をめぐり、富士見が丘に生じてしまった住民間のわだかまりの解消に向け、行政は何をするのか、行政は示す必要があります。そして、理解が深まったなどと言っている場合ではなく、今後、三たびにわたって同様の事案を繰り返さないために何をするのか、具体的に示す必要があります。  最後に、もう一度繰り返します。  仮に本陳情が不採択になっても、陳情者への配慮は怠らない旨の答弁がありました。また、一般論として、陳情が採択されても、行政は従う義務はありません。そうすると、採択、不採択という結果にどれだけの意味があるのか疑問ですが、私は工事の進捗に大きな違いはないと考えています。  最も大切なことは、手続を怠った行政に猛省を促すことではないでしょうか。そのためにも、この本陳情を採択する必要があると考えます。以上です。 81: ◯議長【善波宣雄君】 根岸議員。 82: ◯12番【根岸ゆき子君】 私は、陳情第8号「田代公園内の富士見が丘公会堂建設に関する陳情」に賛成の立場で討論します。  合意形成の道筋が閉ざされていたという意味で、陳情者のおっしゃる協議の場に着くことを賛成いたします。  陳情者の方からは……。(「採択」との声あり)陳情を採択する立場で討論いたします。  陳情者の方からは、妥協案を考えざるを得ないという話と、自治会に委ね、一致点を見いだしていくための協議になるようにしたいというお話が審議中にありました。  審査中、執行者側とのやり取りからも、陳情の採択、不採択にかかわらず、話合いの場を持つことは約束されました。  歩み寄りの場として町を後押しするためにも、私は賛成をしたいと思います。以上です。 83: ◯議長【善波宣雄君】 渡辺議員。 84: ◯9番【渡辺訓任君】 私は、陳情第8号「田代公園内の富士見が丘公会堂建設に関する陳情について」採択の立場で討論いたします。  本陳情は、田代公園内の富士見が丘公会堂の建設を再検討するよう求めたものと理解しています。
     緊急性があるとはいえ、進め方について近隣地区、住宅の合意を得ていたとは言えない点は、行政が事業を進める上での手続上の瑕疵に当たると考えます。  一方、防災上、耐震診断の後、老人憩の家はすぐに利用ができなくなりました。その代替施設は様々な取組を現状の自治会の枠組みで進める必要性があることや、富士見が丘の全体の体制からは必要だと考えます。施設整備の緊急性を担保するための案であると考えています。  陳情者の指摘する点、心配については一定の理解ができますし、審査の中で陳情者は、公園機能の維持を軸にして、歩み寄りの姿勢を公に示されたと感じました。  担当部長は、現時点で、見積りも含めて手続を止めているということで、この点は誠意のある姿勢を示していると考えています。  これまで町を含めて当事者で話合いを続けてこられた到達点を踏まえて、引き続き、地域住民と町で話し合い、合意形成を急いでいただきたい、このように考えます。  町は、現在、デザインビルドを予定しているということですが、当事者間で調整することも多々見られる可能性を考えると、発注する時点で詳細まで仕様を決定できるかということを危惧いたします。その点の再考が必要であることも申し上げます。以上です。 85: ◯議長【善波宣雄君】 羽根議員。 86: ◯2番【羽根かほる君】 田代公園内の富士見が丘公会堂建設に関する陳情について、委員長報告に反対、採択の立場で討論をいたします。  全ての町民が安全で安心な暮らしを続けることができる施策を行うことが、行政の役割です。私は今回の陳情は、町民が安心して暮らすことを続けられないのではというふうな不安が募った結果ではないかと考えています。安心して暮らす権利は町民全員が平等に持っている権利だと思います。  執行者には、安全・安心し、暮らすことができるまちになっているかを常に考えて、町民サービスに当たっていただきたい。豊かな暮らしはその次の段階です。町長のご答弁どおり、富士見が丘全体に望まれる施設になることを目標に協議を重ね、今回の陳情の採択、不採択にかかわらず、よりよい着地点を見つけていただきたいと願い、採択といたします。以上です。 87: ◯議長【善波宣雄君】 一石議員。 88: ◯13番【一石洋子君】 私は、本陳情に不採択の立場で討論いたします。  行政は、一区の近隣の方々への説明が遅れたことに落ち度があったことを認めております。陳情者の問題提起を受けて、実際に事業を止め、何一つ具体の契約を進めておりません。さらに、説明に伺い、ご意見を伺う姿勢は持ち続けてきました。  議会での予算承認後の説明会になった事実については、実際決まったことしか公表できないのが行政であること、これは議員の経験からも、もどかしい思いを持ちながらよく知るところです。  二区の集会施設について、担当課が尽力してくれたとは、集会施設の喫緊の建設を望む二区の住民の多くの方々から聞くところです。  一方、隣接する住民の方々との合意形成に落ち度があった。議会は、地域集会施設の適正化、それから耐震化についてかねてより担当課から、調査の上、優先順位をつけて、各地域の合意形成を進めていると聞いておりましたので、予算についても合意の上の結果として評価しました。  地域の合意形成について調査をしなかったことは、私たち議会の落ち度とも言えると思います。このような陳情に至るご心労をおかけしたことについて、申し訳なく思います。  しかしながら、陳情を出していただいたことで、反対の理由をつまびらかに公表され、行政、議会、地域の思うところ、立場をはっきりと論点を明確にし、冷静に事を俯瞰、公開できたことに感謝いたします。  この議会審議の最大の効果をしっかりと具現化するために、これ以上ここに停滞せずに、前に進めたいと思います。趣旨説明にいらした陳情者の方のお一人は芸術家であり、はっきりとしたインスピレーションをお持ちでした。  そして、自然公園を切土して、さらに森として施工を行うことに強いリスク、違和感を表明されていました。私も審議で最も重要な点はリスクであると考えています。また、この住宅地の貴重で僅かな森であることは、陳情者の言われるとおりです。  また、2つの公園がつながっていることから、これを生かすもっと大きな視点でのデザインが必要ではと思いました。  ここのところの激甚化する台風による土砂災害により、日本全国の植生と土壌の劣化が顕在いたしました。私は危機感を持って、風土再生に取り組む団体と研究を続けてきましたので、その分野の専門家を9月10日に運よく現場にお連れして、ご意見を聞くことができました。  妙見側の崖については、下のほうがコンクリートの擁壁になっています。まずは、これによる土壌環境の悪化の指摘があり、対策が必要であることが言われました。まさに逗子の崩落は、擁壁の上の広い上部の切土、植生の伐採、マンション建設されたのり面の事故でした。  さらに、切土による重さの軽減の効果よりも、植生の根を無視して切土することのリスク、その結果、強風にさらされるエリアが広がるなど、予想外の意見もありました。  また、蚊が非常に多くて、やぶの手入れが必要であり、住民参画で子供から大人までが楽しめる心地よい公園にできる。さらに、建物を建てるなら2階にするほうが、切土、盛土よりもよいなどの指摘がありました。  今年の延べ400人を動員した5月のエコフェスタにのみや「山水郷~循環するわたしたち」、また、6月に、また満員の映画上映会、「大地再生の詩」の主人公である全国的に有名な造園家のまな弟子に当たる方です。  陳情者の方も議場で協議の可能性に言及し、専門家の意見が聞きたいと言われました。今の二宮町の自然と共に生きるSDGsを追求する観点からも、このような近代土木の今顕在化している課題がありますが、その次に来る未来に向けた持続可能な、古くて新しい大地の見立てによる専門家を交えて、富士見地区の誇りとなるような方案と公会堂整備計画は、陳情者、行政、地域の方々と共に現場を検証し、喫緊で円卓会議を持ち、計画を最善の落としどころに向けて進められることを条件に、反対討論といたします。 89: ◯議長【善波宣雄君】 坂本議員。 90: ◯6番【坂本孝也君】 陳情には賛成……。(「採択でしょう」の声あり)この問題、やはり今、皆さんが討論していたように、行政の手落ちということから混乱を招いたと。挙げ句の果てに、二丁目の皆さんにも大変迷惑をかけることになり、予定どおりに進まないというような、時間的な迷惑をかけることになり、そして陳情者の方々も、日頃感じていたそういうものを表に表すということになり、全て行政の手続のミス、もう少し気配りをした順番があれば、こういうことにはならなかったと思う。  あそこの二丁目の老人憩の家ですか、耐震の検査で使えなくなったということが分かった時点で、本来ならば、当然、順調に計画が進んで場所も決まり、工事をして、二丁目の公会堂として新たな設備ができるまで、少なくとも一、二年はかかるはずです。それを両隣の設備のある一丁目、三丁目で間借りしなさいと言ってしまう、これも行政としては非常に冷たい扱いですよ。  本来ならば、工期の間だけでも、プレハブで作業場でもいいから、そういうスペースを行政が造ってあげるぐらいの気配りが、本来は必要なんです。借りればいいじゃんね。ところが、なかなかスムーズに活動そのものがやっぱり圧縮されていくということが分からなかったということですよ。ということは、常に行政が地域に踏み込んで活動を、地域の活動に対して状況を把握していないというようなことを感じますよ。一体感がないんですよ。  二丁目からすれば、今まで使っていたものをなくなってしまう。じゃ、新しいのを造ればいい。でも、その間に時間があるわけですよ。その間、何していればいいのって、どこでやればいいのって、いろんな課題がついて回るわけですから、それをどうしたら穴埋めできるのかというところまで、行政としては気配りしなくてはいけない。  一方では、陳情者の方々は、個人の権利というか、いろんなものを一丁目として持っているわけですよ、あの方々は。ですから、そこにも配慮が足らなかった。気がついてみたら、計画が出来上がっちゃっているという、そういうようなことの情報が入ってきたと。じゃ、今までどういうわけで、私たちは蚊帳の外にされてきたのかなと、そういう憤りが陳情というものに発展させたわけですから。  これから話合いの場を持つという約束がなっていますから、ぜひ行政が主導型で、速やかに両者交えて行政主導型の話合いをしていただくことをお願いして、私は、陳情者に賛成の立場で討論します。 91: ◯議長【善波宣雄君】 これをもって討論を終結いたします。  これより令和4年陳情第8号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採決であります。したがって、原案について採決いたします。(「委員長の報告は不採択」との声あり)ごめんなさい。委員長の報告は不採択であります。したがって、原案について採決します。  陳情第8号を採択することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) 92: ◯議長【善波宣雄君】 起立少数であります。よって、陳情第8号は不採択と決しました。  暫時休憩いたします。休憩後の会議は午後2時25分から始めます。                                   午後2時10分 休憩  ────────────────────────────────────────────                                   午後2時25分 再開 93: ◯議長【善波宣雄君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  ────────────────────────────────────────────  日程第3 令和4年陳情第9号 二宮町の魅力づくりの核となる東京大学果樹園跡地の将来の方向                 性とそのための近代建築物の活用を求める陳情審査について 94: ◯議長【善波宣雄君】 日程第3「二宮町の魅力づくりの核となる東京大学果樹園跡地の将来の方向性とそのための近代建築物の活用を求める陳情審査について」令和4年陳情第9号を議題といたします。 95: ◯議長【善波宣雄君】 職員をして朗読させます。 96: ◯職員【黒石俊彦君】 (朗  読) 97: ◯議長【善波宣雄君】 委員長の報告を求めます。 98: ◯議長【善波宣雄君】 大沼議員。 99: ◯10番・総務建設経済常任委員長【大沼英樹君】 総務建設経済常任委員長の報告を申し上げます。  令和4年9月5日、議事堂において、委員全員、議長、政策部長、施設再編課長、施設再編推進班長、財務課長及び傍聴議員出席の下、9月2日付の本会議で付託されました「令和4年陳情第9号二宮町の魅力づくりの核となる東京大学果樹園跡地の将来の方向性とそのための近代建築物の活用を求める陳情」を審査した結果、賛成少数により不採択と決しました。  概要は以下のとおりです。  陳情者から補足説明はなく、直ちに委員7名が質疑、2名により意見交換、反対2名、賛成1名の討論がありました。  陳情者に対する質疑は以下のとおりです。  委員「陳情項目に住民参画で早急に明らかにすることを求めるとあり、同意する。5年先まで現状のままと思っている中で、この陳情に偏り決めてしまうと、それが足かせになってしまうという懸念を持っているが、いかがか。」  陳情者「決め出しはしていない。東京大学果樹園跡地の魅力を知ってくださいということで提案している。絶滅危惧種のタシロランを発見しているが、雑草が生えているところというイメージの方もおられると思うので知らせたいということと、魅力を知っていただくために開放していただきたいと要求している。開放すれば、職員もメンテナンスの意識を持ってくれるのではないかと思う。」  委員「エコミュージアムの発展的定義に、行政は専門家と施設や資金を、住民は知識と能力を提供し合うことがコンセプトになっているので、財政措置を鑑みなければいけないように見えるが、いかがか。」  陳情者「整備しろと言っているのではなく、ここを拠点に考え、全体のまちづくりを考えなさいという意味で、今回、エコミュージアムを出させていただいた。多少お金はかかるが、町に要求するのかというのもあり、クラウドファンディングなどの方法もあると思う。前回、一石議員が反対された中に提案がないから分からないとあったので、今回提案している。」  委員「この近くでは平塚市が金目地区をエコミュージアムとしており、博物館の学芸員さんがエコミュージアムを形にしようという中で条件がそろっていた。金目地区に白羽の矢が立った。この経緯について知っていることはあるか。二宮の場合は、吾妻山から葛川、東京大学果樹園跡地のつながりで捉えるというところについて、学芸員の方から意見は出ていないか。」  陳情者「平塚、茅ヶ崎もそうだが、全国的に有名な学芸員さんがコーディネーターをやっていて、勉強を積みながら住民も自分たちがやっていくということで、事務局も住民がやっている。エコミュージアムはもともと国を挙げての事業だったもので、他市がうまくいったからといってまねても絶対にうまくいかないと課題にも書かれている。町歩きをやりながら他の情報も得てつなげていく中で、ここが情報の集積場所、皆さんに情報を発する拠点になるのではないかと考えている。古墳時代に栄えた二宮の成り立ちが分かる二宮層は広域にあり、学芸員さんから全国有数のすごいところだとも言われ、ここを拠点化したい。」  委員「町が動こうとしないから何かアクションを起こしてやろうというふうに話を伺ったが、陳情者の考えはいかがか。」  陳情者「何もなければ私たちの考えで終わってしまう。たたき台を出さないと、勝手なことを言っているのかということで終わってしまう。皆さんに知っていただきたく思い、陳情した。」  委員「東京大学果樹園跡地の部分は調整区域ということで、陳情の中にある内容は範囲外の利用ということになってくると思うが、現在では利用できない調整区域という認識はあるか。」  陳情者「新しいことをやるときには、どうしていけばできるのか検討する場だと思うので、狭く解釈したらなってしまうかと思う。」  執行者への参考質疑は、以下のとおりです。  委員「6月議会で建物保全が採択されているが、検討経緯はいかがか。第6次基本計画策定の作業中だと思うが、状況を聞く。保全の措置についてスケジュールはどのようか。ここを学校とする政策も出されているので、両立するのか。」  執行者「建物保存はブルーシートで覆う、トタン屋根を新設する、ロープで立入禁止の措置を取るということだが、保全には3,000万円近くが見込まれていると見積りをいただいている。現在は職員作業において実施する予定であるが、猛暑だったということもあり作業は遅れている。職員作業だと立入りが規制できる十分な保護処置ができるかということもあり、10万円程度の予算措置も視野に入れ、業者に委託することも考えている。エコミュージアムは初めて知ったことで、現在、町の総合計画への位置づけはない。学校との両立についてはお答えできない。決まっているのは令和9年度まで。大人も子供も遊んで学べる場として活用してくださいということで、町民の方々に委ねた。陳情者も委ねられた団体の1人であり、陳情コンセプトを協議会の中で共有していただくのは可能かと思う。」  委員「先ほど委員長から調整区域の認識について質問があったが、執行者の見解を示していただきたい。陳情が採択された場合、陳情項目以外の読み取れないような話もあったかと思うが、いかがか。」  執行者「学校用地なので学校は建てられる認識だが、建築や開発の許可権者ではないので、平塚土木と詳細に確認をする必要がある。陳情が採択されても、町に履行する義務が生じるわけではないと確認している。」  委員「前回の陳情に対する取組もなく、さらにイメージアップした陳情では現実的な話ではないと思うが、行政はどう考えているか。シートで覆うのに3,000万円はかからないのではないか。」  執行者「まちづくりの一環として、地域の資源を活用して町に愛着を持ってもらい、知識を深め、文化遺産を通じて、人づくり、まちづくりをしていきたいというのが趣旨かと考えている。菜の花ウォッチング等を通じてやってきたことと似ていると感じている。吾妻山を軸に進んできたが、東大が拠点となると突然のことで議論が必要ではないかと印象を受ける。建設する小田原厚木道路の状況を考えると、万が一損傷した場合のリスクがかなり大きい。シートをかけるにしても、足場が必要になるのではないかと考えていて、簡単に覆うのは難しい。」  委員「B地区は1年、C地区は3年契約で、令和9年までとなっている。これからの5年間について、方向性やスケジュール感をどう考えているか。B、C地区を一体で考えるべきだと考えるが、見解はいかがか。陳情書の扱いはどのように考えるか。」  執行者「令和9年度まで続けるが、その先は全く決まっていない。基本的には現状と同じような活用方法かと思っており、趣旨を見ながら次の5年程度は検討していかなければならない。教育委員会では小中一貫校の話が出ており、今、再配置の見直しに取りかかっているので、方向性を出すのはこれからの話かと思う。」  委員「令和7年度から9年度に時空ミュージアム開設となっている。開設して2年間あるか分からないとしたら心配がある。この計画について執行者はどう思うか。」  執行者「時空エコミュージアムの開設は、将来、計画推進につながることを求められていると思うが、陳情者の思いということであって、町が幅広い意見を伺った上で議会にも諮って決めていくことだと思うので、陳情採択で将来計画が決まることはないと考えている。」  委員「エコミュージアムの要件に研究の必要性や自然、文化遺産といった価値観が項目として挙がっていた。町としてエコミュージアムに重ねて、町の文化遺産として保全もしくは投資をしていこうとした場合、それ相応の価値があるのか非常に重要だと思う。町の認識として価値を明確に答えられるのか、今後、調査するのか。」  執行者「東大が拠点でなければいけないのかという疑問も感じている。東京大学果樹園跡地を取得した当時、残された建物についても東京大学自体が価値を認めていたか疑問を感じる。あくまでも土地の附属物として購入したと引き継いでおり、優先順位を考える中では他の公共施設を抜いて上位に来るというのは難しいと感じている。」  意見交換は以下のとおりです。  委員「レベルの違う内容が並んでいることを感じた。方向性と具体的なところが交錯しており、部分採択はいかがか。」  委員「部分採択にすればグレーで終わる。必要な時期にまた出してもらえばよい。趣旨と陳情項目にギャップを感じており、議員全員が賛成できる内容にしたほうが今後のためになると思う。」  討論は以下のとおりです。  委員「不採択の立場で討論する。方向性を明らかにしない町には問題がある。陳情項目に対して活用方法を決定する内容に賛成することは将来の足かせになりかねないと判断し、不採択とする。」  委員「不採択の立場で討論する。5年先の東京大学果樹跡地のスケジュールも示せない行政に対するしびれから提案をしている。東京大学果樹園跡地を知っていただきたい思いもある。すばらしい提案だと思うが、1つの案として受け止めている。町民と共に早く進めましょうというのは賛同するが、時期を見て改めて全議員が賛同できる陳情書なるものを提出されたほうがよいと考え、不採択とする。」  委員「採択の立場で討論する。東京大学果樹園跡地を住民参画で明らかにするということだと捉えた。エコミュージアム構想になじみがなく、大きな立場でまとめていく論議を広げていってもよいかと思うが、インフォメーションセンター、展示ルームの設置部分が具体的で賛成しづらい部分があるが、可能性のある話なので趣旨を酌んで採択とする。」  採決は3対3の可否同数でありました。  二宮町委員会条例15条の規定により、本案について委員長採決といたしました。  私、委員長の判断としては、陳情内容の中身が具体的で事業提案の要素が強く、単に事業提案として考えるならば、とてもよい提案ではないかと考えるところです。  しかし、行政側は前回の陳情に対する作業も完了しておらず、少し早過ぎるという印象はあります。また、第6次総合計画並びに公共施設の統廃合計画など上位計画が定まっていない中で、他の計画との整合性、効率性なども勘案されるべきではないかと思います。  今回いただいたアイデアは町関係者に残るものとなりましたので、今後、機会があれば、全議員が賛成できる時期に陳情いただければと思い、今回の陳情については不採択とさせていただきます。  これによりまして、陳情第9号は不採択と決しました。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。 100: ◯議長【善波宣雄君】 これより、ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。                   (「なし」との声あり) 101: ◯議長【善波宣雄君】 質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論に入る前に申し上げます。  採択か不採択かを明確にして討論を進めてください。 102: ◯議長【善波宣雄君】 野地議員。
    103: ◯4番【野地洋正君】 私は陳情第9号に不採択の立場で討論いたします。  陳情項目にある、将来の方向性を住民参加で早急に明らかにする点については同意いたしますが、東大果樹園跡地の将来の方向性、活用方法については、これから全町民と意見交換、議論を進めていかなければならないものであり、現時点で1つの案を、それも十分理解しないままに同意することは無責任極まりないというほかありません。議会としてもあってはならないことではないでしょうか。  水と緑の時空エコミュージアム構想や、建屋をインフォメーションカウンターや展示ルームとする興味を引く具体的提案は、ある意味、町にしびれを切らし、早期検討を促すものであると察しますが、今後も様々な活用提案の足かせとなってはならないことも十分配慮しなければなりません。時期尚早であり、機会を見て改めて再度提案されたらよいと考えます。したがいまして、本陳情には反対であります。以上です。 104: ◯議長【善波宣雄君】 渡辺議員。 105: ◯9番【渡辺訓任君】 私は、陳情第9号、町の魅力づくりの核となる東京大学果樹園跡地の将来の方向性に関する陳情については、採択の立場で討論します。  東京大学果樹園跡地の将来の方向を住民参画で早急に明らかにすることについては、大変重要であると考えています。跡地利用の方向性が決まらない中では、様々な方が東大跡地にある建物保全などに関心を持たれていても、具体的な一歩が踏み出せないという状況ではないでしょうか。  令和9年度が利用方法の1つの節目となると認識していますけれども、実は、来年度から令和8年度までを数えると4年しか期間がないということになりますので、決して早過ぎるという時期にはもうないと思っています。  陳情者が提案するエコミュージアムについては、正直言って唐突な感じが否めません。エコミュージアムを含めた方向性という部分、さらに、旧実験室のインフォメーションセンターとしての活用などが非常に具体的で、現時点で全面的に賛成しづらい部分ではないかと思います。  しかし、町の第6次基本計画のためのアンケートでも、多くの皆さんが二宮の自然の豊かさを大切に感じておられる、こういうことから、本陳情はまちづくりを進めていく上での大切な投げかけだと考えます。  東大果樹園跡地は、町のみならず大磯丘陵の要とも言えるところであり、地域の中で吾妻山も含めて重要なポイントになると考え、本陳情の採択に賛成をいたします。以上です。 106: ◯議長【善波宣雄君】 羽根議員。 107: ◯2番【羽根かほる君】 私は、委員長報告に反対、採択の立場で討論をいたします。陳情第9号です。  東大果樹園跡地活用事業については、町民の多彩な活動により有効な活用が進んでいます。また、敷地の整備、水回りの整備など既に多くの予算を執行してきています。  現在の活用方法は令和9年度まで、その先は未定ではありますが、あと四、五年という期間、現状の活用方法をするのであれば、建物の安全性を確保するためにもある程度の補修は必要であると考えます。  また、今回の陳情では、土地の様々な活用方法が提案されていますが、今後の活用方法の参考や新たな発想として捉え、行政はこの土地の有効的な活用を町民と共につくり上げ、最終的には行政が主体性と根拠を持って今後の活用についての判断をしていただきたいと考えます。以上です。 108: ◯議長【善波宣雄君】 一石議員。 109: ◯13番【一石洋子君】 私も本陳情に採択の立場で討論いたします。  エコミュージアムという、この町に新しいソフトの提案をいただきました。硬直した観光施策に新しい地勢を開くもので、当該団体、また、ほかの町民団体、行政、観光協会、協働で研究を進めていただきたいと思います。  当然、これは東大果樹園跡地に縛られず、むしろこの町のシンボル、吾妻山の絶景の真に意味するところの深掘りから、大きな視点で展開していただきたい。東大果樹園跡地については、協議会、みらいはらっぱを俯瞰して、この町オリジナルなSDGsに係るさらなるコミュニケーションが進むことを期待いたします。以上です。 110: ◯議長【善波宣雄君】 根岸議員。 111: ◯12番【根岸ゆき子君】 私は陳情第9号の陳情に不採択の立場で討論いたします。  町としてビジョンを持ち、東大跡地の行方を早く方向づけろというご提案でした。令和9年に活用方法を終了することを踏まえて、町は方向性を協議せよという話は理解をいたします。ですが、陳情はそれを踏まえてさらに踏み込んだ内容となっておりました。  水と緑の時空エコミュージアムづくりと、既存の建屋をインフォメーションセンターや展示ルームとして活用すると内容は夢があるものですが、現状、協議会としての運営に町は委ねている部分もあります。  協議会全体との歩調を大事にして区切りをどう迎えるのか、9年度以降のビジョンをどう決めていくかについては、今回、陳情を採択することで限定的になる可能性を含んでいて、まだ、その段階にはないのかと思っております。考えを出し合う時期として、陳情を受け止めさせていただきたいと思います。以上です。 112: ◯議長【善波宣雄君】 これをもって討論を終結いたします。  これより令和4年陳情第9号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択であります。したがって、原案について採決します。陳情第9号を採択することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) 113: ◯議長【善波宣雄君】 採決の結果、可否同数であります。よって、地方自治法第116条の規定により、議長において採決いたします。本案に対する議長の採決は不採択であります。よって、陳情第9号は不採択すべきものと決しました。  ────────────────────────────────────────────  日程第4 令和4年陳情第10号 小中一貫教育校設置計画の見直しを求める陳情審査について 114: ◯議長【善波宣雄君】 日程第4「小中一貫教育校設置計画の見直しを求める陳情審査について」令和4年陳情第10号を議題といたします。 115: ◯議長【善波宣雄君】 職員をして朗読させます。 116: ◯職員【黒石俊彦君】 (朗  読) 117: ◯議長【善波宣雄君】 委員長の報告を求めます。 118: ◯議長【善波宣雄君】 根岸議員。 119: ◯12番・教育福祉常任委員長【根岸ゆき子君】 それでは、教育福祉常任委員会からの委員長報告をいたします。  去る9月2日の本会議において本委員会に付託されました、令和4年陳情第10号「小中一貫教育校設置計画の見直しを求める陳情」を、9月5日午後1時30分より議場で開催の教育福祉常任委員会において、委員全員、教育長、教育部長、教育総務課長、指導班長及び傍聴議員の出席の下、審査した結果、賛成ゼロ名により不採択となりました。  審査の概要は次のとおりです。  陳情者からの補足説明は事前に書面配付がありましたので、直ちに質疑に入りました。  委員「1学級何名が望ましいと考えるか。」  陳情者「町や県によって30人学級、あるいは、それ以下の少人数に移行できる対応をしてほしい。」  委員「標準学級数からすると、小学校はまだしも中学校は統合すべきと思うが、いかがか。」  陳情者「小学校も中学校も地域に残し、その中で地域の方々が責任を持って子供を育てていくのが大事だ。」  委員「コミュニティ・スクールは、二宮小学校や一色小学校と比べて山西小学校は内容が違う。共通した内容でよいのではないか。」  陳情者「お互いに学び合いながら尊重し、それぞれがよい協議体になる必要がある。5つの協議体が頑張ってほしい。」  委員「一色小学校、山西小学校は現在でも少人数学級だ。それ以上の少人数学級実現には、町独自の予算が必要。費用はどこから捻出されると考えるか。」  陳情者「学校は町の財産だ。そこで働く教職員には、手厚く町議会や教育委員会の中でも対応していけるようにお願いしたい。」  委員「二宮の学校統廃合を考える会では、陳情提出に当たり、どのような調査を基にしたのか。」  陳情者「会では少人数学級を町で進めてほしいと勉強会をしていた。おととしは署名を集め、村田町長と教育長に提出をした。そういう中で、小中一貫教育を進めるというのが出された。小中一貫教育は確かに願っていることで目的にしていることは賛成だが、最終的に学校を1校にするというのは、結果としてシステムづくりが違う。」  委員「現場の先生たちから聞き取りはしたか。」  陳情者「学校には行けなかったが、中地区教職員組合の先生から話を聞いたところ、コロナ禍で少人数指導が行われた際、一人一人の子供に十分接することができたというよさを伺った。」  委員「子供はみんなと関わりながら育つのが重要。子供が減っていく中で、やはり一緒になりたいというのが自然だと思うが、いかがか。」  陳情者「私は元教員で小さな学校に勤めた経験がある。人間関係はかなりよくできると信じている。片浦小学校の例では、15名程度が適正で大変よい学校教育やコミュニティ・スクールができている。小規模はやりようによって豊かな学校生活を送れる条件がある。」  委員「地域は生活だけで本当に大変な現実がある。たまたまちょっと学校に行って手伝うからといって、それは責任を持って子供を育てるとは言わない。地域は協力しても、地域が責任を持ってとはやり切れないと考えるが、いかがか。」  陳情者「現状認識は同じだ。しかし、学校も連携、地域のコミュニティ・スクール同士も連携、福祉の第2協議体も連携をしていくことを目指すべきだ。」  委員「確認したい。小中一貫教育校設置計画の見直しを求める一番の理由は、30人以下の学級を望むということ。2番目の理由は、地域に学校を残すということがメインか。」  陳情者「何を一番に言いたいかというと、第一に5つの学校をそれぞれの地域に残してくださいということ。そして、少人数学級をしてください。さらに言えば、連携です。施設一体型の小中一貫校を1つつくったとすると、通学時間が遠ければ子供にも負担で保護者も心配になる。身近なところに学校があることがありがたいことだ。」  委員「地域の方々も少子高齢化が進み、支える手が足りなくなっていく。小さな町なので集約して町全体で子供を支えていくほうがいい形が生まれるのではないか。」  陳情者「大きな課題だ、町のために一肌脱ぐという環境をつくり、ふだん働いている人たちも出られる工夫があるといい。」  以上で陳情者への質疑を終え、執行者への質疑を行いました。  委員「先生方の多忙化について説明ください。」  執行者「教職員の多忙化は大切に取り扱いたい。分離型といえば乗り入れ授業だという言い方をしてきたが、準備委員会で管理職と話をする中で多忙化への不安があるということだった。乗り入れにこだわらずに、ほかの方法を探そうと折り合いをつけているところだ。」  委員「施設一体型の研究会では、個別最適な提案などを取り入れながらの場と受け止めてよろしいか。」  執行者「社会状況の変化に応じて柔軟に対応を変えていく。計画に縛られることのない対応でいきたい。」  委員「若い先生方の研究の機会として、小中一貫はしする場だったのか。」  執行者「9年間を見通したカリキュラム研究こそが、価値の高い場となっている。」  委員「ソフトのところで現実の状況が町民の方々に伝わっていない。どのような情報共有の工夫が必要か。」  執行者「説明不足は否めない。ノウハウの違いはあっても、陳情者の方がおっしゃった子供のことを考える目線は、目標は一緒。こちらの考えていることをもう少し伝えていく必要はある。研究会や学校運営協議会のようなところでまずは情報共有を進めて、手法はなお検討だが、意見を聞く場をつくらなければならない。機会を捉えて情報収集をする。」  委員「小中一貫教育に関する教育的理由は何か。」  執行者「子供たちは人と触れ合う機会が減っているので、1人でも他者と触れ合う機会を設けたい。小中一貫教育というのは、つなぐというのがキーワードだ。小中学校9年間のカリキュラムを一本化した。まず、学習内容をつなぐのが1つ、次に、小学校から中学校までの異学年の年齢がつながる、さらに教職員がつながって子供たちを育てていく、この3つのつなぐに加えて、コミュニティ・スクールの枠組みを使った、地域、家庭、学校がつながることだ。」  この後、委員間の意見交換に入りましたが、意見交換はなく、2名が討論を行いました。  討論。  委員「不採択の立場で討論する。二宮町の子供たちの教育をよりよい方向へという考えは理解できるが、残念ながら的確なお答えがいただけなかったところも多く、特に少人数学級については、二宮小学校、二宮中学校を除き既にそうなっている。町の学校教育の現状について、よく理解されていないのではないかとも感じた。この時点ではなしに、以前、小中一貫教育校の話が出たときに、このような陳情を出していただきたかった。」  もう一人の委員「不採択の立場で討論する。陳情の方と同じく継続して保護者や地域に対して説明する機会を持つことは、行政にお願いしたいところだ。しかし、小中一貫教育校設置の見直しについての根拠について、子供たちのためにどうであるのかというところをもう少し考えていただけたらよかったと思う。」  以上で報告を終わります。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。 120: ◯議長【善波宣雄君】 これより、ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。 121: ◯議長【善波宣雄君】 渡辺議員。 122: ◯9番【渡辺訓任君】 今、委員会審議について報告をいただきましたが、陳情項目の2つ目、1つの小中一貫校にしていくその根拠、それから2点目、来年、令和5年4月からの施設分離型への小中一貫校の実施ですよね、これを見直してほしい。ここについてどういう審議がされたかがちょっと分からなかったんですが、いかがでしょうか。 123: ◯12番・教育福祉常任委員長【根岸ゆき子君】 分離型のところですか。 124: ◯9番【渡辺訓任君】 施設分離型について見直しを求めていたと思うんですが、そこに関してどういう審議がされたか、それをお尋ねしたいと思います。 125: ◯議長【善波宣雄君】 根岸議員。 126: ◯12番・教育福祉常任委員長【根岸ゆき子君】 渡辺議員も傍聴しておられて、聞いていて、今のおっしゃられるとおり、分離型のところについての議論が薄かったのは確かです。  委員長、私として、多分それぞれの議員がもう既に判断をしながら、そのことに対しては考えを持って質疑をやり取りしていたんだろうというふうには捉えております。 127: ◯議長【善波宣雄君】 渡辺議員。 128: ◯9番【渡辺訓任君】 委員長が、それぞれの委員のお考えまでは全て把握されないと思います。  1回しかないの。駄目でしたっけ。  全ての議員の考えを把握するということはできませんけれども、施設分離型の一貫校に関しては様々な意見がこの議会でも出ていたと思うんですね。ですから、委員の皆さんの認識について把握されているところがあれば、ぜひお聞かせ願いたいと思います。以上です。 129: ◯議長【善波宣雄君】 根岸議員。 130: ◯12番・教育福祉常任委員長【根岸ゆき子君】 やり取りの中では、多分、渡辺議員の望むようなやり取りはちょっと出てこなかったのかなというようなお答えになってしまいます。すみません。 131: ◯9番【渡辺訓任君】 結構です。 132: ◯議長【善波宣雄君】 これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。 133: ◯議長【善波宣雄君】 一石議員。 134: ◯13番【一石洋子君】 私は本陳情に不採択の立場で討論いたします。  審議の中で陳情者が、子供たちの立場からの二宮型の5校の教育を目指す方向性と、行政が子供たちの立場から学校教育のソフト研究をする小中一貫教育推進の方向性が、相対するものでないことを確認できたと思います。  そもそも、安易な学校統合が子供たちの教育環境を無視するものとして、教育委員会が反発して小中一貫教育推進を決め、ソフトの研究から来るべき施設再編を考えるものです。現に、20人規模の少人数クラスが多く実現していて、支援員などを配置していることを評価いただきたいです。  当分、5校で教育課程の専門的な研究を進めると並行して、二宮型未来の学校を柔軟に研究する場として、施設一体型小中一貫教育校設置研究会を持つと、町長、部長答弁にありました。  行政は、町民に単に分かりやすく説明するのではなく、町民を信頼して専門的な意見をもっと伝えるべきだと思います。2回のラディアンでの教育講演会に来られた方は、町民のほんの一部です。陳情者の立場はむしろ行政の思いと重なるもので、現場や子供たちの視点に立って、単純な学校統合案に惑わされないように、子供たちのために未来のために日本の教育の大きな変換のときであることの事実を含め、教育者としての専門的な求めるべき観点を恐れずに伝えていただきたいと思います。  先生、お一人お一人を大切に支える施策も求めながら、反対討論といたします。 135: ◯議長【善波宣雄君】 渡辺議員。
    136: ◯9番【渡辺訓任君】 私は、陳情第10号について、小中一貫教育校設置計画の見直しを求める陳情、採択の立場で討論をいたします。  本陳情は、小中5校の存続と将来の施設一体型小中一貫教育校設置計画の見直し、そして、差し当たっては来年4月からの施設分離型での小中一貫教育校設置の見直しを求めるものです。  この中で緊急性があるのは、来年4月からの施設分離型小中一貫教育校設置についての見直しという点であります。この点が、陳情審査で十分に深まらなかったのではないかと感じています。  小中一貫教育校の施設分離型での実施については、様々な場面で取り上げられました。乗り入れ授業や共通行事など、これまで小中一貫教育の重要な取組とされていた点が教員の負担増になるなどの課題についてという認識で、研究をするという答弁で明確な方策が示されていません。  小中一貫教育のカリキュラムとして示されたものについては、小学校、中学校の学習指導要領を合わせたもので、小学校、中学校の先生方が一緒に作業をする、このことは一歩前進でも、まだ一貫教育としてのよさが示されたものではないとの指摘もあります。  連携にとどめない意義とされる先生方が、学校を越えて自由に話合いができるということは、これは裏返せば、各校の独立性、主体性を狭めるというそういう指摘もあります。さらに、来年度からにのみや学園のスタートについては、まだ町民の間で理解が深まっている状況ではないと感じています。急いで施設分離型一貫校を進めることが、どれだけのメリットがあるのでしょうか。  将来の施設一体型小中一貫教育校については20年先とされていますが、今度は1,000人を超える規模の学校をつくろうということです。しかも、この内容は研究会に委ねる形です。  研究会には先生方の代表は直接入っておらず、校長が学校を代表していくとの答弁は変わりません。教育委員が全て研究会に入っている状況で、研究会の出した結論は誰がチェックするのでしょうか。これまで学校があって地域があった、そこに暮らしをつくってきた。子供の数が減るから学校は1つでよい、1つの学校を新しく建てることでよい教育ができるということは、拙速な議論ではないでしょうか。まさに、文部科学省が補助金をつけて進める学校統廃合ありきではないでしょうか。  京都市の小中一貫教育校である大原学園が、夏の研修も含めてしばしば小中一貫教育校の例として出されることに違和感を覚えています。むしろ、小規模校としてのよさと、設備も含めて環境が整えられていることに支えられているのではないかと感じています。  少人数教育のよさは、共通の認識になっていると思います。陳情者は、次の段階として30名という説明をしていますが、目指すところは教育先進国と言われる国々と同じ20名と理解をしています。一方、学校規模について国が示す標準学級数は、教育的見地によるものではなく、学校運営の効率化という側面が強いのではないでしょうか。  そもそも、現在、およそ4割の小学校が国の言う標準学級数を下回る規模で、そこを出た子供たちが何らかの問題を抱えていることになるのでしょうか。小規模校は小規模校としてのよさを生かしつつ、二宮らしい教育を考えることが必要ではないでしょうか。  以上の点から、20年後の施設一体型、来年度からの施設分離型として小中一貫教育校設置が一気に進められようとしています。その状況の中で出されたこの陳情は、二宮らしい教育を一歩立ち止まって町全体で考えようというもので、採択を求めるものです。  皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。以上です。 137: ◯議長【善波宣雄君】 根岸議員。 138: ◯12番【根岸ゆき子君】 陳情第10号を不採択の立場で討論をいたします。  実のところ、私自身も、施設一体型小中一貫教育校設置計画の中で、18年後に1校としていることや令和5年度から施設分離型小中一貫教育校を開始するということには、矛盾した気持ちを抱えていることは陳情者と等しく思っております。では、賛成できるかといえば、陳情者の主張は5校存続を最も望まれていること、そこにおいて違いがあると感じました。  少人数学級とか適正規模、教職員の定数、望む教育とか学区とか、公共施設としての学校、コミュニティ・スクールとの関係などなど多くの材料や縛りがあって、理想と現実の乖離と一致、ここは大きいと思いますけど、これをはっきりさせる作業も必要だと思います。  議論の場をつくることが大切なときで、その点で陳情を提出いただいたことはありがたく思っております。計画自体は、令和元年につくられたものが議会に報告されることもなかったと記憶していますし、止まっておりました。改正されたものが、令和4月に教育委員会で議決された計画です。計画は柔軟に捉えると教育委員会のほうでもしておりまして、教育委員会では勉強会を開いたり、説明会再開を求める声を出していたようです。  議会に先行して教育委員会があります。一体型小中一貫教育校の研究会に直接意見を言えなくてもどかしいと思われるかもしれませんが、機を捉えて教育委員会にも陳情、請願という場がありますので、ご活用をいただきたいと思います。以上です。 139: ◯議長【善波宣雄君】 これをもって討論を終結いたします。  これより令和4年陳情第10号を採決いたします。本件に対する委員長の報告は不採択であります。したがって、原案について採決します。陳情第10号を採択することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) 140: ◯議長【善波宣雄君】 起立少数であります。よって、陳情第10号は採択と決しました。  ────────────────────────────────────────────  日程第5 議案第44号       議案第45号       議案第46号       議案第47号       議案第48号 令和3年度決算の認定について 141: ◯議長【善波宣雄君】 日程第5「令和3年度決算の認定について」町長提出議案第44号、第45号、第46号、第47号、第48号を一括議題といたします。 142: ◯議長【善波宣雄君】 職員をして朗読させます。 143: ◯職員【黒石俊彦君】 (朗  読) 144: ◯議長【善波宣雄君】 委員長の報告を求めます。 145: ◯議長【善波宣雄君】 二宮議員。 146: ◯1番・決算審査特別委員長【二宮節子君】 令和3年度決算審査特別委員会の委員長報告を申し上げます。  令和3年度決算審査特別委員会は、定例会第11日目、9月12日に付託を受けた町長提出議案第44号「令和3年度二宮町一般会計歳入歳出決算の認定について」、町長提出議案第45号「令和3年度二宮町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、町長提出議案第46号「令和3年度二宮町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、町長提出議案第47号「令和3年度二宮町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、町長提出議案第48号「令和3年度二宮町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」を、令和4年9月20日、21日、22日、26日の4日間にわたり、議事堂において町長、副町長、教育長、部長、課長、以下担当職員の出席を求め、審査いたしました。  特別委員会では、決算書、監査委員の意見書、説明資料を基に、令和3年度歳入歳出決算の執行実績、及び適否を審査するため、質疑応答を行い、採決の結果、町長提出議案第44号は賛成少数で原案を否決、第45号は全員賛成、第46号、第47号、第48号については賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定し、次の審査意見を提出するものであります。                   令和3年度決算審査意見 1)、新庁舎・駅周辺公共施設再編計画は、町民と議会の理解を得るため、年度計画と財政計画を明確に  示されたい。 2)、町民の福祉、利便性の向上のため、デジタル推進室主導のもと、各課と連携を図り、自治体DX  (デジタルトランスフォーメーション)を推進されたい。 3)、要支援者に対する個別避難計画やマイタイムラインは、町民の理解を広げ、実効性を高めること。 4)、地域公共交通は、福祉的視点も考慮し、利用促進を図られたい。 5)、全ての児童の「教育を受ける権利」を守るため、状況や場所を問わず、タブレットを有効に活用す  ること。 6)、保育士不足に対し、処遇面での地域格差を解消するため、町独自の支援策を講じ確保に努められた  い。  以上が、決算審査特別委員会の審査意見のまとめでございますが、このほかにも委員会の審査では多数の要望、提案、意見が出されておりますので、執行者の皆様におかれましては、今後の予算執行及び来年度予算編成に向け、それらの内容を十分に検討、調査、研究されますようお願い申し上げて、委員長報告とさせていただきます。  よろしくご審議のほどお願い申し上げます。 147: ◯議長【善波宣雄君】 ただいまの委員長の報告に対する一括質疑に入ります。                   (「なし」との声あり) 148: ◯議長【善波宣雄君】 質疑なしと認めます。  これより一括討論に入ります。 149: ◯議長【善波宣雄君】 大沼議員。 150: ◯10番【大沼英樹君】 私は、一般会計については反対、ほか特別会計に関しては賛成で討論をさせていただきます。  令和3年度は100億を超える大型の決算額となりました。増加要因のほとんどは、国策支援のコロナ対策であります。  ワクチン接種の対応向上や、広く経済支援に結びついたと思われる商品券発行などは相応の効果があったと感じています。しかし、橋梁工事、学校施設関連、救急車の更新など効果はあるにせよ、老朽や利用障害を改善するためには選択をせざるを得ない通常業務です。当然、担当職員には成果ではあるものの、取り立てて町行政として高い評価となるものではありません。特に学校、温水プールに関しては、老朽と修繕が切り離されるものではないながらも、先行きの示しもない現状からは、なし崩しの対応と言わざるを得ません。  吾妻山の災害復旧は、発生箇所が違えば辺りを土砂崩落災害と類似の惨状となったかもしれず、再三にわたり議会から、公園敷地の管理方法に質疑含め要望がありながらも進まない、進められない執行力には疑問が尽きます。  百合が丘の長畑公園は整備すれどもボール遊びができない、これは、今議会に上がった田代公園を守る会の方々の陳情と同様に、事前の調査、周知、説明が足りていなかったことからの発生が疑われます。  現村田町政で度々耳にする言葉で、スピード感を持ってと町長以下職員の多くがこの言葉を使います。もしこれでスピード感を感じているとしたら、ブレーキのないトロッコだと思います。進路を変更しづらいレールが緩い傾斜の下り坂を、時速でいえば10キロ程度でだらだらと下る町行政、そんなイメージです。ブレーキがついていないから少しのスピードでも恐怖さえ感じる、そういうものだと推察いたします。こちらから見ると無駄に時間を逸するようで、とても残念です。  戦略の教えに、「天の時、地の利、人の和」という言葉がございます。民間企業と違い、町行政は常に時を把握できる立場にあり、地に関しても十分に知り尽くされた土地であるわけです。浸水エリアと言われる周辺に新庁舎を建てるなんて考えが生まれるのは、地の利を無視した異常としか言えません。  そして、人の和です。説明不足で反対が発生するのは、議会も町民も同じです。働き盛りの職員が200人もいるのに、特に本庁舎内に勤務する職員からやる気を感じることはありません。これで、スピード感のある町行政だなんて思っているとしたら、一般道を走る民間企業や高速道路を使う大手企業とは、雲泥のスピード差だということ認識すべきだと思います。  予算に対する事業には取り立てて町主体の事業がないため、よりも悪いもありませんが、事業進行のスピードは徐行レベルであり、適切ではないと感じます。以上、ほかに言うことはありません。 151: ◯議長【善波宣雄君】 羽根議員。 152: ◯2番【羽根かほる君】 私は、町長提出議案第44号、一般会計の決算の認定について、そして、45から48号の特別会計全てについて、賛成の立場で討論をさせていただきます。  特に予算当時の説明と大きく異なる使途がなかったこと、また、財政の見通しを表記したことについて評価しますが、これからの予算に生かしていただくために、大きな視点で1点申し上げております。  駅・ラディアン周辺まちづくり計画、現在の新庁舎・駅周辺公共施設再編計画について、新庁舎整備は議会とも多くの議論を重ねてまいりました。事業の範囲を拡大した計画が提出され、総事業費がどのようになっていくのか、財政面がどうなっていくのか、大きな不安が残ります。  少子高齢化が進むこと、また、我が町の規模で多くの建設事業を進めていくことは、長期にわたる固定費の負担を生み、将来への負担を残すことにもつながりかねません。社会の環境が大きく変化し、支援が必要な子供たちは増え、子供たちや子育て世帯、高齢者の支援はさらに必要となってきています。  もし、この支援に対する施策を実行しなければ、町民の安全で安心できる毎日を守ることはできません。新庁舎整備を含めた公共施設の再配置などの多くの建設事業と、これらの施策は両輪で回すことができるのでしょうか。公共施設再配置は監査意見同様、費用対効果を見極めながら、総合等の決断を主体性と根拠を持って行政が進めていくことが必要です。  町民の安全・安心の暮らしが何より第一優先です。常に社会情勢や町民の状況を的確に把握し、町民の毎日の暮らしを確実に守るための施策を最優先に進めていただきたいと考えます。以上です。 153: ◯議長【善波宣雄君】 松崎議員。 154: ◯3番【松崎 健君】 (削除) 155: ◯議長【善波宣雄君】 暫時休憩いたします。休憩後の会議は午後3時45分から始めます。                                   午後3時32分 休憩  ────────────────────────────────────────────                                   午後3時45分 再開 156: ◯議長【善波宣雄君】 休憩前に引き続き会議を開きます。 157: ◯議長【善波宣雄君】 渡辺議員。 158: ◯9番【渡辺訓任君】 1点、先ほどの討論について修正をお願いしたいと思います。  私のほうは、「適正規模」という言葉を使っておりますが、「標準学級数」、このほうが的確であるという指摘を受けました。「適正規模」を「標準学級数」に直していただきたいと思います。 159: ◯議長【善波宣雄君】 日程第4の……。 160: ◯9番【渡辺訓任君】 すみません、陳情第10号に対する討論であります。「標準学級数」、こちらが正確であるということでございます。申し訳ございません。よろしくお願いします。 161: ◯議長【善波宣雄君】 次の方、一石議員。 162: ◯13番【一石洋子君】 私は、令和3年度一般会計と4特別会計に賛成の立場で討論させていただきます。  コロナ禍が続き、国の施策の執行に翻弄された行政でした。まさに、リスクへのフロントで活躍する福祉、保健、消防、教育、都市整備、産業振興、政策各課の奮闘は想像するに余りあります。さらに対面が撤退する中、防災や多様な社会資源と協定を結ぶなどセーフティネット構築に努められました。財政の説明資料も、さらに充実されたことも評価いたします。  町民の福利厚生のために対面の事業が撤退する中、選択肢を広げて尽力されたと理解しました。  新庁舎計画もエリアを拡大し、まちづくりのグランドビジョンを求める声に応える努力と評価いたします。  地域集会施設、公共施設の長寿命化や再編など、引き続き大仕事が続きます。町内のSDGsの質を高めるために、議会は大所高所から、激動の時代を生き抜くために行政が柔軟に戦略を立てられるよう、パワーアップする存在でありたいと思います。  コロナ後、あるいはウィズコロナのチャレンジに係る令和5年の予算編成に係る重要な討論ですので、以下、述べさせていただきます。  リスクの減る時代の見通しが立ちません。大きなグレーゾーンの重層的な課題を抱える子供たちを、支える仕組みの強化が喫緊の課題です。特に以前から要望しておりますが、発達支援の取組の強化が必要なことは明らかです。総括でも申し上げましたが、中学校を卒業するまでに子供たちが自分の根を張る力をつけるためには、できるだけ初期の発達の視点、そして、母親支援も重要です。  国は幼保無償化で、保護者、子供たちを支援しましたが、保育の現場支援はまだまだです。町は保育事業者の声を聞く機会を持っていますが、保育士からの声を聞く機会も持つべきです。ケアラー条例を持っている自治体がありますが、町内の保育士が町内で働くインセンティブに資するコミュニケーションも進めていただきたいと思います。  子供の声、ケアする保護者、保育士の声を聞いていただきたい。子供たちは、お母さんと一緒にいたいのだという現場の保育士の声も印象に残りました。  全国的に児相対応の子供たちが増えており、二宮でも同様です。保育の現場への、住民、行政、町ぐるみの子供たちを支える新しい時代に即した文化をつくるべきです。  コミュニティ・スクールの推進はすばらしいことで、様々な人材が子供たちの放課後を地域で支えられるよう、子ども会や保育連、恵友会等の二宮の歴史を新しいケアの時代にふさわしい体制にシフトし、さらなる連帯を生むよう放課後子ども教室の地域への展開も視野に、検討を進めていただきたいと思います。  教育部長より、既にコミュニケーションに入るところとの答弁もありました。先人が築いたすばらしい伝統を更新していただきたいです。小中の子供たちのセーフティネットが自治体でできる最後のチャンスと捉え、危機感を持って子供たちの声を聞き、グレーゾーンの多様なニーズに応える体制を強化してください。  小中一貫教育には、成長に即して柔軟に中学校までの支えプランが組める仕組みと思います。ぜひとも福祉的な視点を強く学校教育の中に取り入れていただきたい。そして、さらに個別最適を求める不登校児童生徒の子供たちの学習権を支える先進の学校制度も実現いただきたい。  さらに、激甚化する風水害対策に町民参画の里山山林整備を推進し、食料、エネルギー需給を推進するとともに、子供から大人まで自然と向き合う機会を増大し、ケアするまちづくりにふさわしい福祉と防災の新庁舎建設事業で、命を守る施策を推進してください。  自治体が扱う事業の時間的対象人数のスパンは膨大な範囲です。二宮町の政治を停滞させることのないよう、危機の時代を前に、もの、ことをつくる議会となるよう、町ぐるみの学びが必要と痛感しました。  地球規模の環境に係るオリジナル教材を子供たちに提供し、果敢に挑戦する生活環境課の次期環境基本計画作成と、気象非常事態宣言に向けたいろいろな事業に拍手を送りたいと思います。
     町民活動推進補助金のさらなる充実で、多世代の町民の活動と理念をそのように醸成して、独自の賢明な公民連携の町としての存在価値をアピールいただきたいと思います。  新型コロナ対応では、接種事業が膨大な資金と労力が国の負担指示で行われました。先進各国がウィズコロナの社会を実現する中、日本は国策として地をはうような路線を選んでいます。  コロナワクチン接種事業の総括についても、厳密にされることなく今後も進むと思われますが、今と未来の子供たちのために、副反応に係る賢明な情報公開を求めるとともに、マスク等が子供たちの健康に被害がないよう配慮を進めていただきたいと思います。  厚労省が、国立小児病院跡地に子供たちの福祉に資する視点を求めることは当然と思います。ぜひ広域でコミュニケーションを進め、女性町長率いる二宮が子育て支援の一体の施策を2歩も3歩も進める公民連携に動いていただきたい。東大果樹園跡地とともに、有効な未来に向けた資源です。さらなる住む人が集う幸せな町、そしてつくる町を目指してください。  4特別会計については、妥当と判断します。国民健康保険特別会計については、若年層、子供世帯へのさらなる配慮をお願いいたします。  また、後期高齢者特別会計については、地域の生活の質の外出のインセンティブの推進を研究いただきたいと思います。  介護保険特別会計につきましては、総合事業で通いの場がかなり打撃を受けましたが、総合事業の中に移動支援につながるメニューをぜひ入れてください。  下水道特別会計につきましては、災害のレジリエンスに注力いただけるようにお願いいたします。以上です。 163: ◯議長【善波宣雄君】 野地議員。 164: ◯4番【野地洋正君】 私は、令和3年度二宮町一般会計歳入歳出決算の認定について、議案第44号に反対、4特別会計、議案第45号から48号については賛成の立場で討論をいたします。  一般会計です。  大きく減収が見込まれる中、財政調整基金、公共施設整備基金、臨時財政対策債等を活用し、町民生活の維持、向上に努めてきたことは評価します。  特に、心電図電送システム導入、ブロック塀撤去補助拡充、空き家対策は、町民の安全・安心に寄与し、住民票等のコンビニ交付、スマートフォンによる税徴収などのデジタル活用は、今後の自治体デジタルトランスフォーメーションの推進、町民サービスの向上、働き方改革へも大きくつながるものと捉え、今後も積極的な活用を望むところです。  しかしながら、将来に向けての重要案件、また、今までの経緯からしてもより慎重さが求められる施設再編推進事業、とりわけ、役場新庁舎建設を含む駅・ラディアン周辺まちづくり計画策定事業、約800万円の支出においては、ずさんとまでは言わないものの説明不足、情報共有等、配慮に欠けたと、その成果には疑念を抱かざるを得ません。  令和3年度予算審議において、この計画策定は安易な思いつきで考え出されたものではないか、町民理解は得られず、しかるべきものになるであろうとの理由で反対をいたしました。本来であれば、計画に基づき執行されるべき(仮称)多目的施設整備事業ではあるのですが、案の定、議会において事業が削除、予算修正されたことがその結果を物語っているのではないでしょうか。  令和3年度一般会計決算認定には反対をいたしますが、町民全体でのまちづくりを考えていかなければならないことに気づくことができた、行政の視点にとらわれ過ぎたと気づけたとする反省をいま一度思い出して、令和5年度の予算編成に臨んでいただけるよう期待するところです。  特別会計です。  国民健康保険特別会計は対前年増、後期高齢者医療特別会計は減と、近年、また、予算策定時の傾向と決算は逆転し、当初予算に対しても執行率は低かったものの、新型コロナウイルス感染症拡大による異例な年であり、人為的なものではなく、また、予想も困難でもあったと確認でき、認めるものです。  介護保険特別会計は、生活支援体制整備事業における福祉有償運送やセダン等運転者講習や、決算には表れないものの、シニア向けスマホ教室など新たな事業に取り組み、その成果は令和4年度にも引き継がれ、今後、期待できるものと評価いたします。  下水道事業特別会計です。  ストックマネジメント計画の推進、企業会計への移行が計画どおり順調に推移しているものと判断いたします。以上です。 165: ◯議長【善波宣雄君】 二宮議員。 166: ◯1番【二宮節子君】 町長提出議案第44号、令和3年度二宮町一般会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場で討論いたします。  令和3年度は、令和2年度に2回にわたる緊急事態宣言が発出されたことによる、経済活動と雇用への影響が現れた年度となりました。このことにより、町税等の自主財源がマイナスとなり厳しい財政状況でありました。  そのような中、コロナを抜本的に抑え込む方針で、ワクチン接種プロジェクトチームを中心に、町民への接種がスタート。初めは予約通話料金が有料でしたが、町はすぐに無料の0120を導入し、改善を加えて、予約しづらい問題にも対応した年度でもあります。  それでは、本決算における賛成理由について申し上げます。  1)、自治体デジタルトランスフォーメーションを導入するべく、デジタル推進室を立ち上げたことは、今後の事務の効率化や町民福祉を考え、評価いたします。  2)、二宮小学校教育整備事業の2,200万円は遅きに失した感は否めませんが、コロナにより気持ちが落ち込むときにトイレなどがきれいになったことは、児童の気持ちにもよい影響を及ぼすと考え、評価いたします。  3)、プレミアム商品券発行や第2次中小企業等事業継続支援金は、コロナ禍で打撃を受けた支援に地方創生臨時交付金を最大限に有効活用したとして、大いに評価いたします。  安心して子供を産み育てられる環境として、新生児に聴覚検査費用の補助を新たにスタート、これは県内でも公費負担未実施の自治体がある中、決算金額21万8,000円は、言葉の発達が遅れたり、コミュニケーションが取りにくく病院にストップをかけられたことと思い、評価いたします。  5)、高齢化社会において認知症対策は重要です。令和3年度は、より多様な世代に理解を促すべく、サポーター養成講座を中学生まで拡大したことや、身元確認用のキーホルダーの導入、また、ことわらない相談窓口を高齢福祉部門に設置したことは評価いたします。  以上、当該年度の全てに関しては述べることはできませんが、事務事業について妥当であると判断し、町長提出議案44号から48号までの一般会計、特別会計全てに賛成するものです。  最後に、まだまだ収束の見えない新型コロナウイルス感染症への対応には、順調にワクチン接種を進めていただいており、評価いたします。どうか、今後とも甚大な影響を受けている町、経済と家計、さらには教育現場には目配りを行い、町民の命と暮らしを守るため全庁を挙げて取り組まれますよう心からお願いし、賛成討論といたします。以上です。 167: ◯議長【善波宣雄君】 根岸議員。 168: ◯12番【根岸ゆき子君】 では、私は、令和3年度決算の議案第44号一般会計に反対の不認定、議案45号から48号の4特別会計については賛成認定として討論をいたします。  一般会計に反対の理由ですが、1つ目には、駅・ラディアン周辺まちづくり計画策定委託です。  令和3年当初予算のとき、庁舎に関する計画変更に対して様子を見るという意味で賛成をさせていただきました。しかし、その手法はというよりやり取りの様子といえばよろしいでしょうか。議会とのやり取りの様子が、町長は職員が議員と話をしてまとめ上げればよいという気持ちになっていたように見受けられます。合意形成していく推進力には欠けました。  議論や対話をするのは議場だと町長が話される場面がありましたが、それは、公に公開される場面で本当の情報が出てくればの話かと思います。あの場ではなかなか言えないこともありますよというのが、職員共々真実なところはあるわけです。だからこそ、それを超えて真意を伝え合える関係になることを望みます。  審査時、町長からは、真意を分かち合えるようにしたいと答弁をいただきました。今後を期待します。しかしながら、駅・ラディアン周辺まちづくり計画は、令和4年の現段階では、膨らんでいるであろう町財政負担の影響はどうなるのかという懸念が起きております。この結果を、令和3年度の動きでつくり上げてきたとも言えるわけです。残念ながら、財政面と公共施設計画を照らし合わせ、さらに整理が必要であると思います。  そして、関連して2点目、庁舎維持関連経費のエアコン設置工事です。  決算額792万円と合わせて、およそ3,000万円ほどでエアコン工事設置をいたしました。令和2年に庁舎の実施設計をつくる予定だったので、無駄な経費はかけないつもりとのこと。しかし、その計画も執行部自らが計画策定の延長を決めたのですから、昨今の異常気象に鑑み、その時点で職場環境の改善及び来庁者への配慮にも目を向けていただきたかった。職員はあまりの暑さに役場を辞めていった方がおられるかもとも聞いております。  スポットクーラー借上料104万円は必要なく、エアコン設置を迅速に真面目に考えるべきだった。これが反対理由の2つ目です。  そして、3つ目は、町民体育館管理委託料と町民運動場管理委託料に関してのことです。  令和3年度の当初予算時はこれを委託事業とし、向こう3年間についても委託の契約を進めるつもりであることが示されておりました。それが町の考えであり方針でした。その後、委託から直営にする方針転換について、結果的に議会は賛成をしておりますが、決算ですので再度お聞きしました。向こう3年間の委託長期契約を予定していた方針を直後にひっくり返したことをどう判断しているかと。それは、委託と直営の差額が埋まらなかったことが一番であるとの答弁でした。  委託と直営の差額を埋めるつもりでお試しをしたければ、長期契約の計算計上などしないし、また、直営と称する会計年度任用予算の計算もできるはずと。2度の質問にも同じ答弁しかいただけずに残念でした。百歩譲ってもし再提案が必要だとしても、タイミングはあまりにも変わり身が早かったです。町の行動が、いまだ不可解であったことは否めません。町への信頼が揺らぐ一場面であったという意味で、令和3年度の動きに対して反対です。  ほか、うれしい予算、ありがたい予算、必要な予算の執行があったことも確かですが、反対の理由を述べて一般会計の討論といたします。  国民健康保険特別会計の特定健診については、引き続き重症化リスクを減らすよう取り組んでいってください。  介護保険特別会計は、専門職として働きながらも日常的見守りの中で、情報共有すべき人材とこれからも適切につながっていただきたいと思います。  下水道特別会計は、企業会計への移行に当たりこれまでと違いが出ることがあれば、速やかに都度、議会へも報告をいただきたいと要望いたします。  4特別会計については賛成として討論を終わります。 169: ◯議長【善波宣雄君】 小笠原議員。 170: ◯7番【小笠原陶子君】 私は、議案番号第44号、令和3年度二宮町一般会計歳入歳出決算の認定について賛成の立場、また、その後の4つの45、46、47、48号の特別会計についても賛成の立場で討論いたします。  令和3年度一般会計決算の特徴は、令和2年度には国の特別定額給付金給付事業補助金があって歳入が膨らみましたが、3年度のみの収支を見ると、単年度収支は1億3,108万7,000円の黒字となり、また、財政調整基金への積立てや取崩しを勘案した実質単年度収支についても2億3,909万9,000円の黒字になっております。  令和3年度もコロナウイルス感染症対策の年度でありました。新型コロナウイルス感染症の対策であるワクチン接種事業について予約の仕方に工夫が足らず、町民から非難の嵐でしたけれども、速やかに改善し、順調に事業を進めることができました。  人が集まる事業はまだまだ実施できないことも多かったことから見て、令和4年度に比べてウィズコロナ、コロナと共に暮らしていく姿勢は少し進みつつも、まだまだ弱かったと思いますし、町中、国中、コロナのストレスにさらされていた年度だったと思います。  そういう中で町民は、閉鎖空間ではなく屋外での活動を望む中で、生涯学習課のテニスコート使用料などの利用料金は前年度に比べ伸びました。また、企画費の東大果樹園跡地活用事業は決算額688万7,000円、環境整備工事396万円が行われ、イノシシ対策になるとともに、より使いやすい施設になったと評価します。  同じ企画費の第6次総合計画委託料583万円も、策定の途中経過をオープンハウス運営など、町民に開示していく姿勢が見えました。  屋外活動に不可欠の公園整備については、当初予算約8,400万円でしたが、7月3日の豪雨により復旧工事費約1,900万円が執行され、予備費でですね、公園費は1億1,044万円と膨らみました。吾妻山は私有地が大半の山です。公園指定外の地権者と維持管理について綿密に情報交換して、災害が起きてからの復旧ではなく、予防を心がけていただきたいと思います。そのために、地権者との連絡協議会が必要ではないかと考えます。ぜひ検討してください。  日本は人口減ですけれども、地球上では人口が増え続け、気候温暖化は危機的状況であります。ますます台風は大型化し、集中豪雨に苦しめられる日本列島であります。環境問題だけではなく、経済の面でも今までの価値観を捨てて、町の事業の見直しを大きく転換していく時期であります。そのためにも、次期総合計画には期待をしております。  教育総務課の質疑の中、国のGIGAスクール構想で全生徒に配布されたタブレットでありますが、中学生の家庭においての学校との利用は進んでいますが、小学生は授業中には使用いたしますが、家庭からの活用がまだし切れていないということが分かりました。現在の感染は第7波と、コロナ感染は第7波と呼んでいますが、第8波、第9波が来ても困らないよう十分準備をお願いいたします。  最後に要望です。  町は、生活の質の向上と定住人口の確保をうたっております。子供たちが健やかに育つことが、高齢者にとっても大きな願いです。子育て支援は町も頑張ってきましたが、まだまだ足りないことも多いのであります。  特にこの数年、コロナウイルス不況もあり、また、今年については円安の影響で生活が苦しい家庭が増えております。一般質問でも申し上げましたが、夫婦でフルに働く家庭が増えている中、保育園の土曜日延長保育の実現や、貧困家庭支援のための学童保育の減免制度の拡充を望むものであります。  一般会計は以上でございます。  また、他の4特別会計は妥当な事業執行と判断し賛成いたしますが、第47号の介護保険特別会計につきましては、超高齢化の中で介護認定者も増え、毎年、決算額は増えております。やはり介護予防事業にはもっと力を入れ、他の先進事例を積極的に学び進めていただきますよう望むものであります。  以上で特別会計についても賛成とさせていただきます。 171: ◯議長【善波宣雄君】 渡辺議員。 172: ◯9番【渡辺訓任君】 議案第44号から48号のうち45号については賛成、44、46、47、48号には反対の立場で、私は日本共産党議員として一括して討論をいたします。  一般会計の決算認定については反対です。前年度に比べて、新型コロナ対策の特別定額給付金給付事業がなくなったことなどで、予算規模は歳出でおよそ1億8,300万円縮小しました。一方で、財政調整基金への積立てを勘案した実質単年度収支はおよそ2億3,900万円となり、2億2,800万円を増やし、令和3年度には公共施設整備基金や庁舎整備基金を含む一般会計に関わる基金を4億8,000万円増やしています。コロナ感染症対策地方創生臨時交付金も活用し、様々な施設整備も進みました。しかしながら、お金の流れから見る限りは、極力支出を抑えるそういった運営ではなかったでしょうか。  令和3年度の決算での大きな問題点を指摘しておきたいと思います。  1点目は、新庁舎整備がラディアン・駅周辺公共施設という形に広がり、整備が遅れているという点です。大規模地震が来た場合には、この庁舎での執務を続けることができないことは共通の認識になっていると思います。発災時の一日も早い被害復旧と、通常業務の再開を進める危機管理という面を強調するとともに、今後の設計具体化には町民要望を最大限組み入れる仕組みづくりを求めます。  2点目は、来年4月の施設分離型小中一貫教育校設置に向けての準備が進められる一方で、大切な論議の過程や先生方のご意見などが伺えなかったことです。前々年度末に各学校区や地域で説明会が開催されましたが、説明会対話の中断は今後の合意形成に影を投げかけるものです。  教科担任制、乗り入れ授業、共通行事などの実施には様々な問題が指摘され、それらが解決されない段階での施設分離型一貫教育校はスタートすべきではないと考えています。  3点目は、環境に関する取組で、従来の枠を越えた取組が進まなかったという点です。7月の大雨で吾妻山公園の一部が崩落、土砂が町道10号線に流れ出て、復旧に2日を要することになりました。また、イノシシの目撃例が全町に拡大したこともあります。里山休耕地の管理を的確にすることが求められますが、ここへ向けて人的な財政的な強化がされませんでした。  4点目は、マイナンバーカード関連の事業推進です。1人最大2万円ということも含めて、最近の政府の普及策には異常さも感じるところです。もともと町民ニーズの低い施策を100%国出資の委託業務とはいえ、町が進めることに違和感を覚えます。また、さらにマイナンバー関連のシステム改修などがどの部署にもありますが、基本的には個人情報利用優先で保護は二の次になっている、重視されない中でのマイナンバー普及を進めることには賛成できません。  年度の終わりには、体育館と運動場の施設管理を民間への委託から直営に戻すことになりました。このことは、行政改革で求める業務委託の拡大についての問題点を示すことになったと考えています。問題を認識し、すぐに直営に戻したことについては評価をいたします。引き続き施設の運営については、運営の体制も含め改善を進めていただきたいと思います。  ことわらない窓口の設置、地域集会施設の調査や改修への設計、小中学校の修繕工事が進められたこと、コミバスのルート延伸が計画されたこと、新生児の聴覚検査、救急車両への心電図電送システム装備などは、暮らし、福祉面での前進として大いに評価するところです。  国民健康保険特別会計については賛成をいたします。県へ財政が一本化され3年目になります。今回は保険給付金と県への納付金の減額を反映して、保険税の値下げを行ったことを大いに評価いたします。このことで国保税収入は歳入の22.2%に低下しました。しかしながら、国保税は依然高い水準にあり、協会けんぽとの比較では倍ぐらいの負担である状況で重い負担感は変わりません。  令和4年度からは未就学児の均等割を半減しましたが、子育て支援を町の方針の1つの柱とするならば、せめて子供の均等割の軽減についてさらに拡大することはできないでしょうか。さらに、資格証や短期証の発行についても、県内市町で発行しない、要件を緩和するなどの動きが進んでいますので、町もこれらの発行をやめることと法定外繰入れでの利用者負担を軽くする施策、引き続き求めてまいります。  後期高齢者医療特別会計については反対です。後期高齢者医療制度については、ことさら75歳の高齢者を切り離すような差別的な制度と考え、反対をしています。  国民健康保険をはじめ、ほか、社会保険制度の財政運営についても、後期高齢医療への拠出金が負担となっていることも問題です。いよいよこの秋、10月から一部窓口負担を2割にするように進められています。物価高の中で年金支給額が下げられています。制度が維持されても、やりくりが厳しい中で受診控えが起こり、健康悪化につながれば本末転倒です。これ以上、保険料や窓口負担を増やさないよう、町としての働きかけを求めます。  介護保険特別会計については反対です。第8期介護保険計画に基づいて、保険料引上げとなりました。一方で、介護施設待機者も依然多くいる状況が続いていると認識しています。  移動支援強化の一環として福祉有償運転者講習、セダン等運転者講習が行われましたが、地域に根差した移動支援の強化につなげていくような取組の継続を期待しています。  介護人材の育成、確保、生活支援コーディネーターの配置などが、今後、事業展開のネックにならないよう、引き続きの取組の強化を求めます。  基金はサービスの充実に合わせて減らすことを見込んでいましたが、逆に約4,000万円を増やすことになりましたので、この活用についても検討が必要です。  下水道事業特別会計については反対です。事業運営については問題がないものと認識しています。一方、地方公営企業法適用を進めることについては、国も狙いの中で経営状況の透明化、経営計画の策定以外に、民営化、公営化、広域化を含めた抜本的な改革を示しており、民営化、公営化につながる可能性があり、問題であると指摘してきました。いよいよこのことが具体的に進むということで、令和3年度の予算執行が、そこに道を開くことになってしまいました。  2021年、令和3年度は、前年度に続いて新型コロナ感染防止と、命、暮らし、営業を守るために、町が大きな役割が求められる1年になったと思います。今、猛烈な物価高と社会的、経済的な格差の広がりの中で、高齢者、子供、若者、子育て世代など、誰もが悲鳴を上げています。  町は経常比率が高く、暮らしを守る恒常的な施策を実施するには財源の確保が必須としており、慎重な姿勢を示していますが、今こそ暮らし、福祉、教育を守る役割が町に求められているときだと考えます。町が、教育、福祉、子育てを支える方々の人材の確保を含め、独自の施策の具体化を引き続き強めていただくことを求めて、討論といたします。 173: ◯議長【善波宣雄君】 これをもって討論を終結いたします。 174: ◯議長【善波宣雄君】 小笠原議員。 175: ◯7番【小笠原陶子君】 先ほどの松崎議員の討論なんですが、議会が適正に機能しているのかということで議会を否定するご意見とか、あと、特定の職員を名指しというか、役職名を述べて、反論ができない立場の方に対してあのような討論するということはいかがなものかというふうに感じたんですけれども、その辺について議長は特にご異論なくお進めになるということでしょうか。 176: ◯議長【善波宣雄君】 野地議員。 177: ◯4番【野地洋正君】 議長のお考えをおっしゃる前に、私もご意見させていただきます。  同じく先ほど松崎議員の発言なんですが、討論は私たち議員に対する言葉を発しているという時間であります。私たち議員に対して、議会及び私たち全議員を冒涜する発言を繰り返していると私は感じました。決して看過することができません。  本人の意思の確認をいま一度させていただくとともに、必要とあらば、発言の修正、削除を求めたいと思います。  討論ですから、決を採る前にしないといけないと私も考えております。以上です。 178: ◯議長【善波宣雄君】 暫時休憩いたします。                                   午後4時23分 休憩  ────────────────────────────────────────────                                   午後4時26分 再開
    179: ◯議長【善波宣雄君】 休憩前に引き続き会議を開きます。 180: ◯議長【善波宣雄君】 野地議員。 181: ◯4番【野地洋正君】 ありがとうございます。  では、ちょっと確認したい内容、3点申し上げますので、ちょっとお知らせください。  1つ目ですけれども、議会が決算審議の中で議会が機能していないので、そもそも賛否が出せないよというご発言がありました。その中で一般会計は反対をされたにもかかわらず、4つの特別会計は賛成されております。機能していないのに、なぜそこで賛成されたのかなというのが、ちょっと疑問に思っております。  2つ目です。議会が機能していないということを私たち議員に対して申されたんですが、松崎議員は分かりません、しっかりと審議をしていなかったんでしょう。しかし、私たち12名はしっかりと議案に向き合って審議をしたと私は思っておりますし、信じております。それに対して、私たちがしっかりと議会人として仕事をしなかったというのはどこにあるのか、お聞かせ願いたい。  3つ目ですが、議会事務局内部のことにもかかわらず、名指しして自分たちの組織がうまくいっていないと、おかしいということをおっしゃいましたが、私たち議会事務局は町長部局ではないという組織で動いておりますが、そのことはご存じだったのでしょうかと。この3つをちょっと伺いながら、可否を私も決めたいと思います。以上です。 182: ◯議長【善波宣雄君】 松崎議員。 183: ◯3番【松崎 健君】 まず、4特別会計に賛成した理由ですけれども、4特別会計の質疑に関しては、私は一切妨害を受けておりません。  12名の方はしっかり仕事をしたということでしたけれども、恐らく12名の方に対しては、私が受けたような妨害はされていなかったように私も見ていたので、それはそれでいいんじゃないでしょうか。  事務局長、町長部局ではないということですけれども、ただ、現実問題、私が非常に感じているのは、日頃の振る舞いに関しては、町長が、先ほど申し上げましたような指示を出しているというふうに感じたので、そのように申し上げました。以上です。 184: ◯議長【善波宣雄君】 野地議員。 185: ◯4番【野地洋正君】 議会内のことを、この議場の中において自分たちのことを言って云々するような時間ではないと思っておりますので、それは全協でお話をされたらいいのかなと思っております。  それと、4つは賛成しましたと、私は妨害を受けていませんと言うんですが、松崎議員は議会が機能していないというひどい言葉を言ったわけです、私たちに対して。そこが一番の問題であって、松崎議員が妨害されようがされまいがは個人の問題なので、私は妨害されたとおっしゃってくださればまだ理解できるんですけど、議会が機能していないという暴言を吐かれたものですから、確認しております。  それと、ほかの12人の議員もしっかり仕事しているかもしれませんということで、自分は妨害されていないと同じような発言をされましたが、であれば、議会が云々という言葉、もしくは議会内における個人的な表現は控えていただきたい、もしくは削除、訂正を願うというものなんですが、いかがでしょうか。 186: ◯議長【善波宣雄君】 松崎議員。 187: ◯3番【松崎 健君】 そうすると、今、野地議員がおっしゃったのは、私1人が妨害を受けているのであれば、それは一部の議員の話だから、言ってみれば半数ぐらいのたくさんの議員が妨害を受けているのならまだしも、たった1人だからそれは議会の問題じゃないというふうに聞こえたんですが、それでよろしいんですか。 188: ◯議長【善波宣雄君】 野地議員。 189: ◯4番【野地洋正君】 今回の討論は、議案第44号から48号に対する一括討論なんです。これをまず理解をしていないのではないかということがありますので、松崎議員がおっしゃられる内容は議会にはふさわしくない。議会全員協議会で発言するべきものだと、必要とあらばという議会運営を申し上げております。 190: ◯議長【善波宣雄君】 羽根議員。 191: ◯2番【羽根かほる君】 質問ではないんですが、たしか懲戒解雇というような発言が職員に対してあったと思いますので、そこの削除も求めたいです。(「懲戒処分」との声あり)ごめんなさい、懲戒処分ですね。 192: ◯議長【善波宣雄君】 松崎議員。 193: ◯3番【松崎 健君】 それは、懲戒の話ですけれども、もし仮に、仮定の話ですけれども、町長は、先ほど申し上げましているように、繰り返しになりますけれども、我々職員は日頃、町長から云々、議員の質問に対してその場のやり取りに終始するのではなく、しっかり分かりやすく答弁するようにというこういう指示が出ている、これは間違いないですね。それを反故にするような職員がいたら、それは、当然、懲戒の処分じゃないですかということです。仮定の話です。  もしそうじゃなくて、こういうことを表向きは言っていながら、影で特定の議員の質問には邪魔するようにというようなことを町長が言っていたとしたら、その限りではないですよ。あくまで仮定の話です。 194: ◯議長【善波宣雄君】 町長。 195: ◯町長【村田邦子君】 今、本会議中なんです。今の発言は全て訂正していただきたいと思います。仮定の話で私が何か妨害するように指示をしたなんていうことを今おっしゃっていて、そんな根も葉もないことを本会議場で、申し訳ないけど、これは放送もされていますし、そんなのが記録に残る、事実であるかのように言われることは大変不名誉なことですし、事実無根ですから、全て訂正を、訂正でいいのかな、訂正をしていただきたいと思います。 196: ◯3番【松崎 健君】 そうしましたら、もう少し具体的な話になりますけど……。 197: ◯町長【村田邦子君】 だから、具体的などうだとかじゃなくて……。 198: ◯議長【善波宣雄君】 松崎議員。 199: ◯3番【松崎 健君】 そうしたら、具体的なことに入りますけれども、今申し上げました、町長の指示に従っていないんじゃないかということを疑われるような事例を、事前に総括質疑の前にコピーをお渡ししていますよね、判例を、反訳の部分を。それをご覧になったら……。 200: ◯議長【善波宣雄君】 暫時休憩いたします。                                   午後4時35分 休憩  ────────────────────────────────────────────                                   午後4時37分 再開 201: ◯議長【善波宣雄君】 休憩前に引き続き会議を開きます。 202: ◯議長【善波宣雄君】 小笠原議員。 203: ◯7番【小笠原陶子君】 私、議運の委員長をやらせていただいております。今回の松崎議員の発言について、議運のほうで今ちょっと意見交換して、議事録にどういうふうに取り扱うかというところを話し合いたいと思いますので、別室にて議論しますので、よろしくお願いいたします。 204: ◯議長【善波宣雄君】 町長。 205: ◯町長【村田邦子君】 その議論はいいんですけれども、発言されたことが事実として残るというか、そこが私はもう、悪いけど誹謗中傷に近いことを言われているわけですから、白紙撤回をしっかりとしますということをやっぱり公のところで言っていただきたいんです。私が裏で何かやっているみたいなことを、さっき彼はそういう言葉を発したわけですから、それをしっかりと訂正していただきたいと思います。訂正というか、白紙撤回ね。 206: ◯議長【善波宣雄君】 小笠原議員。 207: ◯7番【小笠原陶子君】 今、町長のご希望がございましたが、それも含めて話し合いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  暫時休憩の間、職員の方、どのようにするのか、ご指示ください。よろしくお願いいたします。 208: ◯議長【善波宣雄君】 休憩後の会議は4時55分から始めます。                                   午後4時38分 休憩  ────────────────────────────────────────────                                   午後4時55分 再開 209: ◯議長【善波宣雄君】 休憩前に引き続き会議を開きます。  お諮りいたします。5時以降もこのまま会議を続けたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                 (「異議なし」との声あり) 210: ◯議長【善波宣雄君】 ご異議なしと認めます。よって、このまま会議を続けます。  先ほど、松崎議員の訂正の件ですが、議会運営委員会委員で協議した結果、討論に関係ない部分は削除ということで私のほうでいたしまので、それでよろしいですか。 211: ◯議長【善波宣雄君】 野地議員。 212: ◯4番【野地洋正君】 申し訳ございません。討論に関係ない部分というのは全く意味が分かりませんけれども、どの部分を削除するか、もっと具体的にお聞かせください。 213: ◯議長【善波宣雄君】 本当は討論はなかったことにということにすればいいんですけど、討論しているわけですから、だから、賛成、反対に関する部分だけを残して、あと、議会のこととか、個人名とか、誹謗中傷的な言葉は全部削除ということです。 214: ◯議長【善波宣雄君】 小笠原議員。 215: ◯7番【小笠原陶子君】 議運の委員長としてご報告を申し上げさせていただきます。  8人の議運のメンバーのうち、ご本人以外は、全員、撤回することを至言させていただきました。そして、できるだけ、もうほとんどを全部、要するに発言の問題の部分を取っていったらどうのこうのと言いますと、起承転結的に分かりづらくなるので、もういっそほとんど削除していただいて、賛成か反対かという部分だけご発言を残すということでお願いするということに、議運のほうではいたしましたし、また、議長の判断でもその面をきちんとお伝えいただければというふうに思います。以上です。 216: ◯議長【善波宣雄君】 野地議員。 217: ◯4番【野地洋正君】 議運の委員長に確認するんですが、賛成か反対だけを討論としてさせるのであれば、しなくていいんじゃないかと思います。  もし討論を成立させたいのであれば、私としては議長にお願いしたいんですが、いま一度討論をさせてあげられないかと思っているんですが、何を消して何を言うているか全く分からないんですけど、そんなことで採決してもらっては困ります。 218: ◯議長【善波宣雄君】 小笠原議員。 219: ◯7番【小笠原陶子君】 私たちの議運のほうではその話も出たんです、もう一回やっていただくということもあるのかと。しかし、また同じようなことを発言されるとちょっと厳しいなというところがあったものですから、いっそ全部削除していただきたいというところで結論が出ております。ですから、温情で一応手を挙げたということが分かることがあったほうがよいのかなというふうに思ったわけでございます。 220: ◯議長【善波宣雄君】 野地議員。 221: ◯4番【野地洋正君】 そういう議論があったということは、ありがとうございます。  であれば、松崎委員は討論がなかったんですよ、議事録も入らないし、そう結論を出さないと、次に進みません。いかがでしょうか。                 (「議長の権限」との声あり) 222: ◯議長【善波宣雄君】 私のほうで、じゃ、松崎議員は討論がなかったことでということで決しますので。                 (「異議なし」との声あり) 223: ◯議長【善波宣雄君】 そのように決しましたので、進めさせていただきます。  これより令和3年度……。 224: ◯3番【松崎 健君】 ちょっと待ってください。すみません。 225: ◯議長【善波宣雄君】 はい。 226: ◯3番【松崎 健君】 今、討論がなかったこととするというのは、討論をしているんですよ。それをまるっきりなしにはできないのではないかと思うんですけれども、それで、今、議運の委員長の小笠原委員長さんのほうから説明がございましたが、それで、野地議員さんがおっしゃったように、歳入歳出決算に限り討論を認めるというわけにはいかないんですか。歳入歳出に関わることだけの討論をやり直してもらう。 227: ◯議長【善波宣雄君】 その内容についても、野地議員も先ほどお話ししましたけれども、そこのところは整理がついていないでしょうということですから、だから、全て削除ということで。(「議長権限で」との声あり)私の権限でそれをさせていただきます。  じゃ、続けます。  これより「令和3年度二宮町一般会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第44号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は不認定とすべきものであります。よって、原案について採決いたします。原案に賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) 228: ◯議長【善波宣雄君】 可否同数であります。採決の結果、可否同数でありますので、よって、地方自治法第116条の規定により、議長において採決いたします。本案に対する議長の採決は認定であります。よって、議案第44号は認定すべきものと決しました。以上です。  これより「令和3年度二宮町国民健康保険特別会計歳入歳出の決算の認定について」町長提出議案第45号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) 229: ◯議長【善波宣雄君】 起立全員であります。よって、議案第45号は原案のとおり認定されました。  これより「令和3年度二宮町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第46号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) 230: ◯議長【善波宣雄君】 起立多数であります。よって、議案第46号は原案のとおり認定されました。  これより「令和3年度二宮町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第47号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) 231: ◯議長【善波宣雄君】 起立多数であります。よって、議案第47号は原案のとおり認定されました。  これより「令和3年度二宮町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」町長提出議案第48号を採決いたします。本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。本案を委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) 232: ◯議長【善波宣雄君】 起立多数であります。よって、議案第48号は原案のとおり認定されました。  ────────────────────────────────────────────  日程第6 総務建設経済常任委員会の閉会中の継続調査について 233: ◯議長【善波宣雄君】 日程第6「総務建設経済常任委員会の閉会中の継続調査について」を議題といたします。 234: ◯議長【善波宣雄君】 職員をして朗読させます。 235: ◯職員【黒石俊彦君】 (朗  読) 236: ◯議長【善波宣雄君】 委員長の報告を求めます。 237: ◯議長【善波宣雄君】 大沼議員。 238: ◯10番・総務建設経済常任委員長【大沼英樹君】 総務建設経済常任委員会の委員長報告を申し上げます。  令和4年8月18日、第1委員会室において、委員全員、議会事務局長、庶務課長、副主幹同席の下、遊休荒廃農地の有効活用について委員会が開催されました。  概要は以下のとおりです。
     8月9日に開催した調査研究会において、家庭菜園と農業及び里山保全に関わる町民3名にご協力いただき、以下の事柄について意見交換が行われました。  1、炭焼きには合う木と合わない木がある。  2、スギやヒノキなど焚き木にしかならない。  3、その一方で、キャンプ場等からは薪の需要があるが、人手不足で対応ができない。  4、竹木は竹細工の利用がある。  5、荒廃地は、環境に恵まれない悪い土地が、放置されている。  6、ウッドチップは肥料にもなり、ウッドチッパーは有効である。  7、町運営のウッドチップセンターとの兼ね合いはどうなのか。  8、菜園等でつくられている野菜等をお金に換えることはできないか。  以上の事柄を確認の上、意見交換に入りました。  出た意見として、委員より「提言した農道の整備は必須条件だが、農道だけできれば荒廃地が農地に生まれ変わるものではないことの確認ができた。作業スペース、機材、小屋、水、トイレといったものも必要とのことで、荒れ地をなくすためには補助金単価を上げて整備に力を貸す必要があるのではないか。」  委員「農地を中間管理機構に託すには荒れ地を復元しなくてはならない。しかし、里山保全の団体には人手とお金がないことを知った。農業に力を入れるならば、該当団体を補助し、将来に向けて進むべきと考える。」  委員「より多くの団体から意見を伺いたい。遊休荒廃地は鳥獣害の原因と考えられるが、後継者問題には魅力づくりが必要であり、農地再生が絡み合っているのは理解できる。農業を産業振興としていくのか、環境の1つとしてまちづくり視点でやるのか、目標も含めどこから手をつけていくのがよいか考えたい。」  委員「峯山の一丁畑に限定して、県のモデル事業として町予算ではなく、県が推奨する政策へのアプローチを提言し、次に続けていくのはどうか。」  委員「ウッドチップセンターは町で自由に処分できる量が決められている。稼働率から総量の問題もあるが、交渉の元としてウッドチップチップの必要性を調査すべきである。」  委員「ウッドチップセンターは令和12年9月30日までの契約だが、平塚や大磯に情報共有し、徐々に積み上げ、契約更改とすれば、より有効的な資源活用になる。」  議長「ウッドチップを吾妻山に敷き詰めたらどうかと以前、質問し、町は検討すると答弁したが、広域連携で話はとん挫している。生産量と需要を調査し、収支がどうなるかも検証する必要がある。」  調査研究から抽出された現状の課題としては、1、荒廃地解消のためには農道以外の整備も必要であり、県の施策を求めるなど補助対策は必要であること、2、里山保全団体への援助が、資源の有効活用と荒廃地解消に結びつくこと、3、広域連携のウッドチップセンター運営事業は、他市町とも情報交換を行い、契約更新の際には地域資源の再利用と効率的な資材調達を考える必要があること、これら3点をまとめ、産業を中心とするのか、環境を中心とするのかなど、今後の農業に対する政策をしっかりと定め、目標に向けて取り組む必要があると思われます。  以上で、総務建設経済常任委員会の継続調査の報告を終わります。 239: ◯議長【善波宣雄君】 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。                   (「なし」との声あり) 240: ◯議長【善波宣雄君】 質疑なしと認めます。  これより採決に入ります。総務建設経済常任委員会の閉会中の継続調査について、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) 241: ◯議長【善波宣雄君】 起立全員であります。よって、本件は報告のとおり可決されました。  ────────────────────────────────────────────  日程第7 教育福祉常任委員会の閉会中の継続調査について 242: ◯議長【善波宣雄君】 日程第7「教育福祉常任委員会の閉会中の継続調査について」を議題といたします。 243: ◯議長【善波宣雄君】 職員をして朗読させます。 244: ◯職員【黒石俊彦君】 (朗  読) 245: ◯議長【善波宣雄君】 委員長の報告を求めます。 246: ◯議長【善波宣雄君】 根岸議員。 247: ◯12番・教育福祉常任委員長【根岸ゆき子君】 では、閉会中の継続調査につきまして、教育福祉常任委員会のご報告を申し上げます。  調査事件は、二宮町の資源を生かした子どもの育成環境についてです。  これまでの継続調査日程につきまして、令和3年4月から令和4年8月の間に、視察見学を含め23回の調査研究会と5回の委員会を開催いたしました。その詳細については、お手元に配付した資料に記載をしてございます。  そして、継続調査の経緯ですけれども、本委員会では二宮町の資源を生かした子どもの育成環境について、不登校あるいは不登校の前段階における子どもたちの居場所づくりというテーマに絞って議論を行い、提言書を別紙のとおり作成いたしました。  提言書を読み上げます。  二宮町の資源を生かした子どもの育成環境について、不登校あるいは不登校の前段階における子どもたちの居場所づくりです。  課題提起。  全国的に不登校の児童生徒数が増え続ける中、町の教育委員会で把握している不登校の数も年々増え続け、令和3年度、小中学校で不登校として公表されている数は5校で56名となる。それに加えて、学校に行くことができても教室に入ることができない、あるいは部活動だけは登校できる不定期の登校など、不登校に近い状態の児童生徒が数多く出てきている。  既に文科省は、令和元年に詳細な対応策を通知、さらに、令和4年6月には同庁調査研究協力者会議から、校内の居場所、多様な教育機会の確保、不登校特例校、フリースクール、民間団体、福祉との連携、ICTの活用等の具体策と全ての児童生徒の中に秘められた大きな可能性に資する不断の努力を求める報告を受け、通知が出されたところだ。  本町が継続している独自予算で支援教育補助員を配置し続けてきたことは評価できる。一方、スクールソーシャルワーカーとスクールカウンセラーが近隣自治体の中では比較的多く配置されているものの、現状では子どもたちのケアに丁寧に入れるほど十分ではない。また、不登校児童生徒のために町教育委員会のやまびこ教室等があるほか、民間支援が幾つかあるが、支援につながるケースは限られており、公立学校として対応できる手だてを増やすことが求められている。  本委員会では、義務教育の期間における子どもたちの教育を受ける権利の確保に向け、速やかに子どもたちに多様な学びの場を提供するべく、以下の提言をまとめました。なお、令和3年から4月から令和4年8月まで調査研究を進め、調査研究の活動報告は後述に添付をいたします。  提言事項内でスクールソーシャルワーカーはSSW、スクールカウンセラーはSCと称します。  提言事項1、支援教育補助員、SSW、SCの配置状況を精査し、減員することなく効果的に増強し、SCについては、小学校にも常駐する日を設けること。  提言事項2、学校のフリースペースの設置に向け、教育委員会と学校で協議を進めること。フリースペースとは、教室以外の校内の場所で、児童生徒が一時的に休憩をできる場所のことです。  提言事項3、教育支援室(やまびこ)は、保護者にさらなる周知を図り、通学しやすい環境づくりを目指すこと。  提言事項4、学校、やまびこ教室、民間フリースクール、この3者連携を強化し、子どもたちが教育を受ける権利を守ること。  提言事項5、校内フリースクールの設置を検討すること。校内フリースクールとは、教室以外の校内の場所で、教員による個別最適な支援や授業を受けることができる児童生徒の居場所のことです。  5つの提言事項を付しました。なお、町の施策は教育の優先順位を上げ、以上の提言事項実現にむけ、確実な予算確保を要望いたします。  本報告をもちまして、本件の継続調査を終了とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願いいたします。 248: ◯議長【善波宣雄君】 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。 249: ◯議長【善波宣雄君】 渡辺議員。 250: ◯9番【渡辺訓任君】 1つだけ教えてください。  今、ざっくり報告書を拝見しましたけど、不登校、1つのアプローチとして各取組の状況についてはまとめておられるんですけど、不登校が増えているという実情と、それから、なぜ増えるか、その辺に対する研究というか、調査は、そういうアプローチはされたでしょうか。それとも、それはもうされなかったということなのか、1つ確認をさせてください。 251: ◯議長【善波宣雄君】 根岸議員。 252: ◯12番・教育福祉常任委員長【根岸ゆき子君】 現場の声ということで、学校側の対応であるとか、あるいはそういうことに触れていらっしゃる保護者の方たちとの意見を聞きました。  例えば、数の変遷みたいなことのデータとしては上げておりませんけれども、やっぱり年々増えているというか、この数に上がらない部分での不登校の前段階における子どもたちの様子を実感しているという声としては受け止めているところです。そこら辺、ちょっと記載していないところです。 253: ◯議長【善波宣雄君】 渡辺議員。 254: ◯9番【渡辺訓任君】 不登校が増えている原因とか背景とか、1つのアプローチとして対応するのは大事なんですけど、アプローチとしては不登校に向き合うだけじゃなくて、減らしていくとかそういうことはもう、そういうアプローチはなかったのかということですね。 255: ◯議長【善波宣雄君】 根岸議員。 256: ◯12番・教育福祉常任委員長【根岸ゆき子君】 本当に様々な理由があるので、そういう子たちに対するアプローチ、もちろん教育委員会としても、実に個別に先生方としてもやっているということでは聞いております。なので、学校以外の不登校に関わる子たち、こういう対象になるという子たちは、本当に様々な理由があったりとか、多様な背景があったりというところの中で、この中での提言も校内フリースクールということになりましたし、あと、学校だけでもう対処し切れないという意味で、学校外の調査も続けてきたところです。 257: ◯議長【善波宣雄君】 これをもって質疑を終結いたします。  これより採決に入ります。教育福祉常任委員会の閉会中の継続調査について、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) 258: ◯議長【善波宣雄君】 起立全員であります。よって、本件は報告のとおり可決されました。  ────────────────────────────────────────────  日程第8 議会運営委員会の閉会中の継続審査について 259: ◯議長【善波宣雄君】 日程第8「議会運営委員会の閉会中の継続審査について」を議題といたします。  議会運営委員長より次期議会の会期日程等の議会運営に関する事項審議のため、議会運営委員会を継続審査としたい旨の申出がありました。  賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) 260: ◯議長【善波宣雄君】 起立全員であります。よって、本件は可決されました。  ──────────────────────────────────────────── 261: ◯議長【善波宣雄君】 これにて本定例会に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。  本定例会を閉会するに当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  本定例会は、任期4年の最後の定例会として、9月2日より本日27日間にわたり行われました。最後の定例会も、感染症対策を取った中、いろいろご不便をおかけいたしましたが、議員、執行者の皆様には各案件に対し真摯に審議をしていただきまして、ありがとうございました。  総括質疑、一般質問での質疑、要望、決算審査特別委員会の審査意見、そして、町に向けられた3件の陳情審査、その中の多くは今後の二宮町にとって本当に重要な内容でありました。どうか、令和5年度予算とその後にも十分に反映させていただくことを切に望むところです。  さて、私どもの議員の任期も僅かとなり、11月には改選の運びとなります。各議員の皆様におかれましては健康に十分留意され、それぞれの立場に分かれることとなりますが、どうかこれからも二宮の発展のためにご活躍くださいますよう、お願い申し上げます。  最後になりますが、町議会のさらなる充実、そして改革、二宮町の安全・安心のまちづくりの力強い進展を心より祈念申し上げまして、閉会のご挨拶とさせていただきます。  なお、心残りは、本来であれば定例会後に打ち上げ等をするんですが、このコロナ禍なのでできないのは残念に思っております。皆様にそこはおわびしたいと申し上げます。以上でございます。  ──────────────────────────────────────────── 262: ◯議長【善波宣雄君】 これをもちまして、令和4年第3回二宮町町議会定例会を閉会いたします。  なお、この後、午後5時35分より全員協議会を開催いたしますので、よろしくお願いいたします。ご苦労さまでした。                                   午後5時22分 閉会    地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。       二宮町議会  議  長  善 波 宣 雄              署名議員  坂 本 孝 也              署名議員  一 石 洋 子 発言が指定されていません。 © Ninomiya Town Assembly, All rights reserved. ↑ 本文の先頭へ...